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スマホ決済の行方は?

”オールバンク”によるQRコード決済サービスが秋にもスタートするとのこと。

「LINE Pay」や100億円キャンペーンが話題になった「PayPay」に対抗するには、「メガバンクから地銀・信金まで」多数の銀行が協力するしかないという理由なのでしょうが「Jデビッド」という単語が出てくるとちょっと不安な気がしてきます。

チャージが不要で銀行口座から直接決済できるというのは便利なのでしょう。決済に限らず、アプリ開発側は少しでも利用者のアクション(≒タップ)を少なくして利便性を高めようとしてるので、この部分では強みがあるのでしょう。

先行してスタートする「ゆうちょPay」との関係はどうなるのでしょう。そのうちSuicaとPasmoと同じように相互開放するのでしょうか。

QRコード決済は急激に普及し日本はその後追いをする形となりましたが、個人的には普段の支払いではICカード決済の方がずっと便利だと思っています。すでに電車はもちろんのこと、コンビニやドラッグストア、タクシーではICカード決済が使えて当たり前になってきていますし(東京都内の話だけでしょうか……)、これを拡大した方が利用者にとっては便利だと思います。

もちろんICカード決済には専用端末や回線が必要で、サービスに加盟していれば無線LANだけがあればよいQRコード決済よりも導入のハードルが低いのはわかりますが、JRなどの代理店と契約すると初期費用が発生するようですが、モバイル決済サービスでは交通系ICカードに対応しているものもあり、そういったサービスでは実質的に初期費用がゼロになるものもあるようです。

このあたりの導入が進めば、SuicaやPasomo連合も初期費用を安く(もしくはほぼ無料に)してくることが予想できますし、そうすれば、料金の支払いに関してはワンタッチで決済が可能なICカードに分がありそうです。

あとは個人間送金や「割り勘」機能などですかね。こちらはIC決済各社が対応するというニュースを今のところ聞いたことがないので(そもそもSuica/Pasmoで個人間送金が許可されているのかどうか知りませんし……)、すでに普及しているアプリがデファクトスタンダードになっていくのでしょう。


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