最近読んだ漫画3題

『20時過ぎの報告会』を読みながら、「あーキッツいなーこのマンガ、こう、キッツいなー」と思ってて途中でやめてしまったんですけどね。

 なんかこう、性的強者が性的強者性をギラギラさせてる感じがキッツかったというか、その点、小田原ドラゴン『今夜は車内でおやすみなさい』は古の2ch用語で言うところの「お前は俺か」というか、とにかく共感してしまう自分がいる訳です。

 漫画家、ではあるけれど漫画だけでは食えてなくて、工場で働いてる。昔少しだけいい雰囲気になったファンの女性とそれ以上関係を進展させなかったことを悔いてのたうち回ってる。
 まああんまり見栄え良くはないかもしれんです。しかし、ドラゴンさん、魂燃やして生きてんなという気はする。僕もこのようにして魂を燃やしたい。あんまり綺麗な炎ではなく、煙は変な匂いがしそうだけれども。

 というところでタカノンノ『ショートショートショートさん』3巻が出たので読む。僕は主人公の樹さんにずっと感情移入していて、それは彼女が「師匠」から「普通」扱いされるあのシーンからであります。

 なんかすげえ奴がいる。自分にはその凄さがわかる。しかしそのすげえ奴からは歯牙にも掛けられない。ここでナロー!(椎名誠風逆上の表現)ないしグヤジイ!(東海林さだお風以下同)となったことがあるクリエイターは強い。
 今回のショートさんは一見優しくなった「師匠」の態度に「そんなもんじゃねえぞこっちはゴラァ」と言って見せたところが見せ場でしょう。
 よくショートさんが口から吐いてる承認欲求、あれクリエイターはみんな喉元までみんなぱんぱんですからね。




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