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ドラゴン桜公開記念!東大京大を狙う人が「読む飲む食すもの」

「バカとブスほど東大へ行け!」というセンセーショナルな台詞で大きなインパクトを残した2005年放送のTBSドラマ『ドラゴン桜』。2021年4月25日(日)より16年ぶりに新シリーズが始まりますね。

「損して負けたくなかったら、お前ら…勉強しろ」
「創造するってことはまず真似ることから始まるんだ!」
「他人に促されなくても努力する人間が一番成長する」

前作では受験に関してだけではなく、人生に通じる名言がたくさんありました。今作への期待も高まるばかり!ということで、放送開始を記念した特別企画を勝手に行ってみました。ずばり「実際に東大や京大を目指す人たちの実態を探る」です。
受験生の必読書・赤本の購入履歴を基に【東大京大志望者】(東大及び京大の赤本を買っている17~24歳の人)と【それ以外】(それ以外の大学の赤本を買っている17~24歳の人)を比較。書籍や食品・飲料の購入傾向から、普段からどんなものを読み、飲み、食べているのかをつまびらかにしたいと思います。

■書籍

「受験に知能はさほど重要ではありません。必要なのは根気とテクニックです」(桜木健二)

まずは分かりやすい違いが出そうな書籍カテゴリーを比較。東大京大志望者が“読みがちな本”のベスト5をまとめました。※単純な購入率ではなく、リフト値(買う確率の高さ)の比較で高いものをピックアップしています。

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1位と3位は、伊坂幸太郎『砂漠』と夏目漱石『こころ』という2冊の小説。時代背景やテーマは違いますが、両作品とも主人公は大学生。いずれも名作ですが、大人になってからではなく高校生のときに読むことでしか得られないものがある作品と言ってもいいのではないでしょうか。大学生ならではの自由や葛藤、楽しみや苦悩など、高校生の自分にとってちょっとだけ進んだ出来事を先取りしたいという未来指向性が表れているように思います。

そして2位と5位には、齋藤孝『読書する人だけがたどり着ける場所』とハイディ・グラント・ハルバーソン『やり抜く人の9つの習慣』が挙がりました。直接的な知識はもちろんですが、思考力や習慣付けなど「学ぶための力や方法」に高い関心があるのが伺えます。ドラマの中でも“受験に必要なものは根気とテクニック“と語られていますが(冒頭に引用)、知ってか知らずか東大京大志望者はこの教えを実践しているようですね。

■食品・飲料

「スポーツ競技で勝つためにはまず強い筋力とスタミナが要求されるように、勉強にも最後までやり遂げられる基本的能力が必要」(桜木健二)

食品・飲料カテゴリーにおいて受験生にとっての三種の神器と言えば…個人的には以下で決まりですが、いかがでしょうか。

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みなさんのイメージと全然違ったらすいません。そんな先入観を持ってデータをひも解いてみると、見事な裏切りにあいました。

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カップ麺ではなく、きちんとお皿に盛ったパスタを。カフェイン注入による追い込みではなく、自然な糖分で甘い安らぎを。油と塩分の無限ループではなく、良質なたんぱく質の摂取を。何だか想像よりも優雅さとゆとりを感じさせます。勉強に必要な“最後までやり遂げられる基本的能力”には、心の余裕と体調管理は不可欠なもの。ここでもドラマの台詞が裏付けられる結果となりました。

今回はあくまで「志望者」のデータなので、実際に合格されたかどうかは神のみぞ知るなのですが…なかなか興味深い示唆を得ることができました。結論、やる人はやるべきことをやっている。新シリーズではどんな新しい名言が生まれるのか、一視聴者としてとても楽しみにしています!

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