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金曜(子育てお悩み相談室):第1回(子どものYoutubeの見過ぎはどうすれば?)

「親が変われば世界が変わる」のCCC HUMANです。
金曜日は『子育てお悩み相談室』として、
土日のGoogleフォームで募集したお悩みに
解決策を提示したいと思います。

では早速今週のお悩み
『子供のゲームや携帯電話、You tubeの
 試聴時間が長くなり自主的に止められません。
 時間をコントロールする必要性を伝えてはいますが、
 放っておくと時間を超過してしまいます。
 自主的に読書や勉強をしてもらいたいと思っているのですが、
 何かいい方法はないでしょうか?
 読書、勉強以外でもいいのですが、
 他の事にも興味を持ってもらいたいです。
 一応、声掛けをすると止めてくれますが、
 自分達で気付いてもらいたいなと思っております。』

ご質問ありがとうございます。
スマホやタブレットは子どもにとって
楽しいものの集まりですよね。

特に子どもはYoutubeが大好きです。
とてもよくわかります。
今日はいただいた中で、
特にYoutubeを一つのアプリとして
どう対処していくか書いていきます。

Youtubeはとても便利な時があります。
コロナで在宅ワークとなった上に、
子どもの学校まで閉鎖となったときには、
どうやって仕事をすれば、、、

そんな時に子どもにYoutubeを見せていれば、
自分時間を持つことができ、
とても助かりますよね。

そして、Youtubeには、あらゆる情報も集まっていて、
勉強になるものから、笑えるコンテンツまで、
様々なものがあり、そんな情報を自分で調べて、
見てくれれば、勉強にもなります。

ただ、実態は子どもは自分の好きなおもちゃだとか、
アニメだとかをずっと見ているということが多いです。

さて、ご質問にあるように、
どう対応したらよいでしょうか。
自主的にやめてもらうにはどうしたら。

しかしながら、自主的にというのは、
正直かなり難しいと思います。

大人でもなかなか切り替えが難しく、
『もうちょっとだけ』
となってしまいます。

YoutubeやTicktokなどの動画コンテンツは、
見てもらってナンボなので、
次に見たくなるようなおススメを
自動で出していきます。

その仕組みは巧妙で、
なかなか抜けだせるものではありません。

そこで、やはりルールが必要です。
いくつかおススメのルールを考えてみました。
1.時間制限
2.見たいものを制限する
3.Youtubeで何を学んだか言ってもらう(できれば記録する)

まず一つ目の『時間制限』です。
こちらは、実際にやっている人も多いとおもいますが、
・何時までね
・1時間だけね
そんな言葉だけでは、
なかなかやめてもらえないことも多いでしょう。

そんな時は、もう一つルールを追加するのはどうでしょうか。
例えば、1日Youtubeをみれる時間を決めることです。
例えば、1日「〇時感まで」と1日に見れる量を決めます。

1日に見れる時間を制限すると、
自分でどの時間に見るかのコントロールをするようになります。

実際に私の子どもにはスマホ全体の使える時間を
アプリなどを使って制限しています。

するとその時間の中で何に使うかを
自分でコントロールしていくようになります。

今日は友達とLINEを多く使うから、
Youtubeは控えておこう。

今日は調べたいことがあるから、
このアプリは我慢しておこう。

制限の中でいつ何を使うかを決めているんですね。
そうすることで、計画性が生まれます。

自分でのコントロールは難しいので、
できれば自動的に切れたり、
時間がわかるものが良いと思います。

実際の設定もそれほど難しくありません。
AndoroidでもiOSでも
スクリーンタイム機能があります。

ネットで
「Android スクリーンタイム」「iOS スクリーンタイム」
で検索してみてください。

アプリごとに制限時間を決めて
使えなくすることが可能です。

それを設定しておき、
子どもには「Youtubeは1日〇時間ね」
と決めてしまいましょう。

どの時間に見るかは
自由にしておいてもよいですし、
1回で見るのは○○分まで
(こちらは親がコントロールする必要あり)
と決めても良いですね。

是非、やってみてください。


二つ目は、『見たいものを制限する』
こちらはどちらかというと
見てほしくないものの制限です。

ただ、こちらは意外と難しいのですが、
少なくとも小さい子であればYoutube Kidsの制限を
入れておくとよいでしょう。

アダルトコンテンツなどが排除されます。
ただ、完全ではないので親はある程度、
履歴はチェックしておくことをお勧めします。

この履歴チェックは意外と大事で、
子どもが何を見ているか危ないものを見ていないかを
見ると同時に、
子どもの興味関心を知ることもできるでしょう。


三つめは
『Youtubeで何を学んだか言ってもらう(できれば記録する)』
というものです。

Youtubeは勉強にもなるというのは事実です。
そこにあるものをすべて信じてはいけませんが、
良質なコンテンツも多くあります。

ただ、勉強してねと言っても難しいもの。
では、何を学んだか自分で話してもらいましょう

あまり強制的にやるよりも、
「Youtube楽しいね。
 次は勉強になるもの見てほしいな。
 自分で探してみて、何が勉強になったか教えてね。」

このように、勉強になったことを言ってもらいましょう。

最初のうちは、
親が一緒に検索したりして、
一緒に見てあげると良いと思います。

そして、大事なポイントは共感です。
「ママ(パパ)こんなのが勉強になったよ!」

そんな時に
「ふーん。よかったね。」
では、子どももがっかりです。

「わー!すごい!そんなことがあるんだね!」
そして、できれば一緒に見てあげて

「ほんとだー!良く見つけたね。面白いなぁ。」
このように一緒に共感してあげましょう。

できれば、
1日勉強になることも見るというルールにして、
それを言ってもらうようにしてもらいましょう

余裕があれば、その記録をしてあげると良いですし、
自分で書けるなら記録してもらうとさらに良いですね。

それを残しておくと、
後から「Youtubeでいろいろ勉強したな」
ということが客観的に見れるようになります。

学んだことが記録され、
「意外と勉強になること多いな」
とわかれば、
そのことが1日の充実となり、

自信に繋がったり、
次は何を調べようかという想いにもつながるでしょう。


いかがでしょうか。

子どもに合う合わないもあると思います。
急激な変化も大変でしょう。

Youtubeは大人でも中毒性があります。
なので、ある程度は許容しながら、
そこにアプリの制限機能をうまく使い
子ども自身がコントロールするように
促してみると良いと思います。

そして、1日学んだことを振り返ると、
1日が充実した気分になります。
親子で「勉強したね」と共感してあげることで、
学ぶという意欲が湧いてくるとよいですね。

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