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38. 【キャリコン試験前にチェック!】面接試験で使えるカウンセリング技法まとめ

第18回キャリアコンサルタント試験がいよいよ来週末から始まりますね。

ということで本日は、面接試験直前に確認しておきたい、キャリアコンサルティングで重要なカウンセリング技法6選をまとめたいと思います。

①関わり行動
マイクロカウンセリング技法の関わり行動には「視線の合わせ方」「身体言語」「声の調子」「言語的追跡」の4つがありますが、特に下記のポイントは大切だと思います。

視線:CLが話しやすい視線の合わせ方を意識しましょう。ずっとCLと目を合わせ続けるのではなく、ときどき口元・喉元辺りに視線を外しても良いでしょう。

表情:自然な表情から始めていき、面接が進むにつれ、CLの表情に合わせていきましょう。(例えば、CLが辛い経験について話しているのに、CCは笑顔で聞いている、というのはNGです。)

声の調子:CLの話すペース、呼吸、テンポに配慮して、声のトーンやペースを調整しましょう。

あいづち:「はい」以外に複数のバリエーションを持っておきましょう。1パターンのあいづちを多用しすぎると、CLは違和感を感じてしまいます。

②質問
「開かれた質問(なぜ、何、どうやって、etc)」を主に使うことを心がけましょう。CLの様子に合わせて「閉ざされた質問(Yes/Noで答えられる質問)」も混ぜます。

開かれた質問も、多用しすぎるとCLは「質問責めにされている」とか「質問が漠然としていて何が聞きたいのか分からない」という気持ちになってしまいます。

そのため、「先ほどの~というお話しの中の、〇〇という部分について、もう少し詳しくお聞かせ頂けますか?」などと、開かれた質問に説明を加えて分かりやすくする工夫もできると尚良いと思います。

③コンプリメント(称賛)
コンプリメント=ほめること。

CLの話から、CLがほめてほしいと思っていることをねぎらい、ほめます。ラポールの形成に効果的な技法ですので、「CLとの初回面談」を想定して行われるキャリコン面接試験では、意識してCLに称賛を送ると良いと思います。

④繰り返し・感情の反射
「繰り返し」とは、CLの言った重要な言葉をそのまま繰り返すことです。
CLが自分の状態を再認識したり、自分の思考や感情の背景にある意味を探求するきっかけになることもあります。

「感情の反射」とは、CLの言語・非言語的表現から、その気持ちを汲みとり
感情を表す短い言葉で伝え返すことです。

例)「〇〇さんの~という気持ちが分かりました。」

面接試験において、「感情」を表す言葉は重要ポイントです。これが出てきたら、「繰り返し」を意識しましょう。

⑤明確化・主訴(課題)の要約
CLの表現する感情表現や話の要所をまとめ、フィードバックすることです。

例)「〇〇さんの言いたいことは~と理解しましたが、いかがですか。」

CLの話が長くなったところで要約をはさむことにより、CLの話を整理することができ、自分がここまでCLの話を理解できているかの理解度チェックにもなります。

⑥言い換え
CLの述べたことの中で、キーワードになることや、CLの「自分らしい言葉」をキャッチして、CCの言葉で伝え返すことです。

明確化もそうですが、言い換えることにより、CLの思いをCCがうまく受け止め、理解できているか確認することができます。

言い換えた後にCLから「そういう意味ではないんですが…。」と言われても、落ち込む必要はありません。

「私がきちんと〇〇さんのお気持ちをキャッチできていなかったのですね、ごめんなさい。それでは、~の時のお気持ちを、もう少し詳しくお聞かせ頂けますか?」と、軌道修正していけばOKです。問題なのは、CLの主訴を見誤ったまま、面接を進行させてしまうことなのです。


いかがだったでしょうか。

カウンセリング技法はこの他にもたくさんありますが、私が実際に試験を受けるにあたり、特に練習したのは③コンプリメント、④繰り返し・感情の反射、⑤明確化・主訴(課題)の要約です。

面接試験は11月6日以降ですので、苦手な技法がある方は、是非意識して練習してみてください!

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