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不登校の描き方だけじゃなくてストーリー展開も。『かがみの孤城』を対談してて思い出した話
忘却って面白い
記録を読み返すことで、
記憶から薄まったことを、
改めて濃くすることができる。
昔の僕は、スケジュールも、何かあったことも、とりあえず記憶していた。
日記を書いても『三日坊主』だったし。
(三日以上は続いたけれど…)
どうも学生の頃って、記録することを面倒くさがっていた。
社会人になって、今は手帳を使っているけれど、
忘れることで、新しい発見ができることに気がついた。
忘れるから、新しい出会いもあったし。
『忘却』って、面白いなって思う。
noteでも、その時感じたことを、誰かに伝えるような文章を作って、備忘録的に記録している。
思い出した・・・というか、忘れてました
で、たまたま、過去の記録を探していたときに、お正月のnoteを目にした。
昨年12月末、ライターでライティング講座で有名な、ラッタさんとの初めてTwitterスペースで対談させてもらう
対談を聞いてくださった、ミツさん(Kindle作家、元構成作家)が、僕に「かがみの孤城」を紹介
小説を買う
映画を見る
そうだったんだ。
こんな、流れだった。
昨年末、僕は「不登校を死語にしてもいい」というテーマのnote記事を、「かがみの孤城」を知らずに書いたんですよね。
そのことを記録しておいたのが
これ👇
スペースアゲイン
2023年8月8日の夜に、再びXスペースで、ラッタさんとの対談をさせていただきました。
だけどやっぱり・・・
時間が経っていたので・・・
「かがみの孤城」の記憶も、薄れてたんです。
で、ラッタさんから、
「ミツさんからコメントいただいています。
かがみの孤城をみて考えさせられました。
(2冊目のKindle小説は)なんとなく意識されましたか?
というか、影響されましたか?」
と質問されて、ちょっとあたふた(笑)
かがみの孤城と、子どもを取り巻く世界
「かがみの孤城」は、不登校の子どもたちが、とても丁寧に絵が描かれているし、なぜ、その子どもたちが集められたのか、伏線の張り方、謎解きの要素もあって、とても素晴らしい作品です。
このことを、すぅっと、ラッタさんの、その質問で思い出したんですよね。
親になったら、子どもが生きている世界を直接知ることができない。
高校の教師なので、子どもたちの世界の、一部分は見ているけれど、やっぱり、完全にはわからない。
生徒たちとの面談(傾聴を大事にしてますよ)、観察を通して、生徒たちの世界を想像しながら、臨機応変に対応している。
「かがみの孤城」は、そういう僕が想像している世界と、作者の辻村美月さんが描いた世界が、重なっている部分が大きくて、物語に登場する、学校にいけない子どもたちも、いやな大人たちも、とてもリアルに見えた。
前述のラッタさんの質問に、僕は、
「影響を受けたとしたら…。(かがみの孤城は)読者を惹き込んで楽しませることがすごいな、と思ったし、それは僕には無理だなって思ったので、影響はないかもしれない」
と、回答。
動揺してますね(笑)
不登校の子の親としての経験を積んで、いろいろな本を読んで得た知識がミックスされた結果、小説が書き上がったと思う。
「きっと、『かがみの孤城』も、少なからず影響がありました」
って、対談で言えば良かった(汗)
立秋を過ぎて(残暑がひどいけど)読書の秋ですね。
もう一度読み直してみたいです。
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