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自分がなりたい自分に向かって、どう学びたいかを考えさせる環境を用意すること

不登校の親の会で実施した学習会。
今回、公認心理士でもある大学の先生の講話を聞いて、
学んだことを改めて咀嚼している。


学校に行く、行かないは、個人的当為を大切にしたい。
当為とは「そうあるべきこと、必然であること」と普遍的なことを指す。

個人的当為とは、「個人にとってそうあるべきこと」。
自分の価値観に基づいた、
やるべきこと、そうありたい自分のこと。

『個人的当為』については、倉光修先生の論文を参考

生きていくための知恵は、
「人との関わりの中」
で自然と身についていく。

だからこそ、学校の環境を、
子どもたちが
学校の中に意義を見出せるようなものに
変えることが重要だ。

ここで学校で必要なのは、
スキルを教え込むことではなく、
自分がなりたい自分に向かって、
どう学びたいか

を考えさせる環境を用意することだ。

自己実現に向かうための環境を整えることで、
子どもたちは自分自身が持つポテンシャルを再発見し、
充実感を得ることができる。

しかし、今の子どもたちの中には、
エネルギーが少ない状態にある子も少なくない。
「何もしたくない」
という気持ちを抱える子どもたちにとって、
まずは
エネルギーをチャージする
ところから始めることが大切だ。

ここでも、『個人的当為』が鍵になる。
自分が本当にやりたいこと、
興味があることに目を向け、
それに向かって少しずつ進んでいく。

その過程で、
自分のエネルギーを少しずつ
取り戻していくのだ。

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