見出し画像

【高校入試数学】独学での入試対策が向いている人、お勧めしない人

こんにちは、キャリアコンサルタントのあびこです。

人生に選択肢を、学びにも選択肢を。

中学校で学習指導員を務めた経験から、「良問の宝庫である過去問題集を活用すれば、独学で受験勉強ができる!」との思いで、過去問題の分析表と学習の進め方を発信しています。

2021年度過去問データベースはこちら

2022年度過去問データベースはこちら
(準備中)

ただ、この学習方法はすべての受験生に合っているものではありません。
どんな人に有効で、どんな人にはお勧めしないかを、こちらで説明していきたいと思います。


独学での入試対策が向いているのはこんな人

基礎的な計算方法や公式が身についている人

入試対策を始めるにあたって、「つまづきがない状態になっている」ことは大変重要です。小学校の内容から今勉強しているところまで、教科書の内容が理解できているか、また正しく計算式を書くことができているかを確認しましょう。

自分ではよくわからない人は、以下の点をチェックしてみてください。

・計算ミスを頻発していないか
計算ミスが多い人は、式を正しく書くことができていない可能性があります。不安な人は一度先生や友達に式を書くところを見てもらうと良いでしょう

・極端に苦手な分野はないか
特に関数や図形分野が極端に苦手な場合は、できるだけ早いうちにじっくり基礎の定着に取り組んだ方が良いです

・基礎的な計算問題を間違えた際に「原因」を説明できるか
いわゆる「どこがわからないかわからない」のは、理解できていない部分=つまづきがあるためです

更に、入試問題の大問1の計算問題が大体解けるかも基準となります。自分の自治体の過去問を一度あたってみてください。

以上の点について不安がある人は、入試問題での演習に入る前に基礎をしっかり身につける必要があります。場合によっては一時的にでも個別塾や家庭教師を頼むのが最善の手となることもあるでしょう。

目指すレベルと現状の乖離が少ない人

定期テストでやっと平均点を取っている人が、入試で8割超えを目指すとなれば、独学では心もとないかもしれません。塾や家庭教師の徹底的な管理のもと勉強に励む方が効果的かと思います。
入試問題を使った独学は、どちらかというと「志望校はある程度射程圏内ではあるものの、学校のワークや市販の問題集では量・質ともに不安」で「入試問題の形式に慣れていきたい」という人により合った勉強方法です。


独学での入試対策をお勧めしない人

まず、上で説明したような
・基礎的な計算方法や公式が身についていない状態の人
・目指すレベルと現状の乖離が大きい人

には、入試問題を使った独学での受験対策はお勧めできません。

更に、以下のような人にもお勧めしません。

自分で勉強するのが難しい人

自分で机に向かう習慣が全く身についていない人には、自学による受験対策はハードルが高く感じられるでしょう。受験勉強に対するモチベーションがあるかどうかも重要です。

友達や先生に質問するのが嫌な人

独学で入試対策を行う場合、自分で丸つけをし、間違った問題については解説を読み、それでもわからない場合は周りの人に質問することが必要です。質問することに抵抗がある人は、これをいい機会と思って周りの人に質問してみてほしいです(周囲の人に頼れるのも、ひとつの能力です!)


まとめ

以上、独学での入試対策への向き不向きについてお話ししました。
様々な選択肢を十分に検討した上で、どの方法で受験勉強を進めていくか、自分で決めることが大切です。
「みんな塾に行ってるから」「営業トークに煽られて」ということではなく、主体的に、納得のいく選択ができるといいですね。

「向いてる人」に該当するかどうか判断に迷う方、学習方法の選択や勉強の進め方についてお悩みの方、ご相談お受けしますので、お気軽にご連絡くださいね。

LINE公式アカウント
https://lin.ee/mqEBXX3

X(旧Twitter)
https://twitter.com/cc_abiko

また、学習伴走プランも用意しています。詳しくはこちらをご覧ください。



いいなと思ったら応援しよう!