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【実録】土壇場の進路変更~中学3年~

進路選択に必要なこと

ほとんどの子ども達が
中学3年の12月に実施される三者面談で
進路を決定し、高校受験に挑む。

その為、今月の中間テストと
12月の期末テストの成績が重要となる。
そろそろ、本人も親も先生も緊張感が高まってくる時期。

小学校の卒業式に証書を受け取り、
壇上で将来の夢を叫ばされ、
3年も経たない間にリアルな進路選択。

「やりたい事」なんて言われても
ピンと来ないまま
あっという間に訪れる進路決定の時。

今日は中学3年生や保護者の方へ向けて
私の今だから笑える実体験をお話します。
何かのお役に立てれば幸いです。

【実録】土壇場の進路変更


中学3年の私は、看護師を目指していた。
だから何の疑いもなく、
高等看護科のある学校へ行くと決めた。

看護師になりたいと思った理由は、
親、友達、友達の親、先輩や後輩、近所の人に
「あなたは絶対に看護師に向いている」と勧められて、
すっかりその気になったから。
自分自身も、早く自立したかったし
オープンキャンパスで先輩の姿を見て
「カッコいい、あんな風になりたい」と思った。

しかし、事件は起きた。
中学3年の12月。

三者面談の前日に、母の友人が鯛を釣ってきた。
母は魚を触れなかったので、私は初めて魚を捌いた。
すると、鯛の内臓から小エビが大量に出てきた。
臭いも見た目も衝撃的だった。
その時、私は人間の臓器を想像してしまった。
「私に看護師は無理だわ」と大泣き。

母と母の友人は
「看護師といっても働く場所は病院以外にもある」
「見慣れて大丈夫になるかもしれない」
などと言って私を諭そうとした。
しかし、当時の私には何も響かなかった。

なぜ、もっと早く魚を捌く経験をしなかったんだろう
なぜ、看護師になろうと思ったんだろう
なぜ、他の進路を全く視野に入れなかったんだろう
なぜ、もっと自分の気持ちと向き合わなかったんだろう

大人たちが口を揃えて言っていた
「視野を広げる」の意味を知った瞬間でもあった。

「視野を広げる」を説明できますか?

「視野を広げる」とは、考え方やモノの見方を広げること。
そんなことは中学生も分かっている。
問題は、それが自分にどう直結するか分からないこと。

大人たちは視野の広げ方として
読書や人との触れ合いを提案しがち。
しかし残念ながら、
多くの中学生が学校、部活、塾、習い事の往復。
狭い世界で繰り広げられる
友情、恋愛、家族関係なんかの人間関係に翻弄される日々。
日常生活の中で「視野を広げる」新たな発見や出会いなんて
なかなかあるもんじゃない。

現在は、SNSやYouTubeやTikTokなどで
新たな世界との遭遇も増えているのかもしれない。
しかし、自分の閲覧履歴から勝手にオススメされて
結局は、まっさらな出会いなんてないのかもしれない。

それに、リアルな体験に勝るものはない
なんでもやってみて、
自分に合う合わないを実体験してほしいと思う。

私の場合は、突然訪れた非日常的な体験によって
高等看護科のある学校ではなく、
一般的な普通科の高校へ進学することになった。

今となれば、笑い話。
しかし、当時は大変だった。
翌日の三者面談で、担任の先生に事情を説明。
すると、先生から思わぬ発言。
「看護科に進学してから合わないと分かり、中退せずに良かった」
「普通科に行って職業選択する自分に猶予をあげなさい」
私はその言葉で、少しホッとした。

こうなった原因は圧倒的な自己理解不足と仕事理解不足。
冷静に考えてみれば、身近に看護師をしている人も居ないし、
みんなに担がれただけ。
そこに私の「早く自立したい」が拍車をかけた。

さて、あなたも魚を捌いてみますか(笑)


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親子で見るもよし。
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職業調べ・キャリア教育|EduTownあしたね
未来の仕事 | 学研キッズネット (gakken.co.jp)
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将来の仕事・資格を調べる【スタディサプリ 進路】 (shingakunet.com)

本人も保護者の方も
真剣だからこそ悩んでいる。

「【実録】土壇場の進路変更」はシリーズ化を予定しています。
是非!みなさんの体験談をお聞かせください。
お気軽にコメントやDM、お待ちしています。


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