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『熱海殺人事件』を観る

こんにちは、東京スタジオのヤマケイです。


劇団の時の先輩、友部康志さんから演出の助手をしたという公演の告知があったため、北とぴあで『熱海殺人事件』を観てきました。

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熱海殺人事件は、4人芝居です。

きらびやかな衣装・舞台装置はありません。

殺陣もダンスもありません。

キャラづくりも、しいて言えば「東京警視庁の木村伝兵衛部長刑事」「木村の部下の水野朋子婦人警官」「転任の辞令を受けて地方から東京にやってきた熊田留吉という刑事」「殺人犯の大山金太郎」という設定があるくらいです。

もちろんセリフはあります。

つかこうへい先生がご存命の際は、口立てと呼ばれる方法でどんどんセリフが変わっていきました。


もうお分かりでしょうか。

キャラクターや世界観に合わせるのではなく、役者の人生・生き様を活かして引き付ける舞台なのです。

同じ木村伝兵衛部長刑事は存在しません。

都度、唯一無二の木村伝兵衛が出来上がるのです。

そういった楽しみが、『熱海殺人事件』にはあります。


今回、入口にはのぼりが飾ってありました。

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のぼりを飾るってポスターより大きいし、アリだなあ…。

犯人役の尾崎大陸さん、かわいすぎない?

と思っていましたが、芝居が始まって入ってきたのをみたら、「これは殺してますわ」という雰囲気だったので、やはり役者というのは面白いです。

昔は、「殺してそう~」という雰囲気の人が大山金太郎役を演じていましたが、今は普通の人にしか見えない人の事件も多くなってきたので、合っているなと思えました。


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今回、パンフレットはリバーシブル1,000円となっています。

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東京での公演はどちらも終わりましたが、12月18日(水)〜22日(日)には「八戸遠征編」が始まります。


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ニイザト

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ヤマケイ