『鍵泥棒のメソッド』を観る
こんにちは、東京スタジオのヤマケイです。
以前、ランチトーークでも話題にあがっていた2012年の映画作品、『鍵泥棒のメソッド』を観てみました。
貧乏な役者が、お風呂屋さんで転んで失神した殺し屋のカギを盗んでしまうという時点でだいぶ先にが気になる喜劇です。
『王子と乞食』のような状況でありながら、全く違う顔なのにもかかわらず貧乏な役者のことを知っている人は少なく、殺し屋も、基本電話の声だけで仕事を請け負っていたことから入れ替わった人生で話が回ってしまうという奇跡の状況が生み出す笑いは必見です。
殺し屋が出るというのでやや怖い部分も想像していたのですが、思ったよりも怖くなく、むしろ「どうなるんだ、先が気になる」という気持ちになります。
出演している、堺雅人さん、香川照之さん、広末涼子さんの演技も合っていて、特に香川さんは殺し屋の時の迫力と、記憶を失った時の無害の落差が楽しめます。
売れない役者のほうは殺し屋の代わりをしようと思ってもすぐに部屋は荒れ、無理が出てきますが、殺し屋だったほうは元来の几帳面さが功を奏して部屋は片付き、広末さん演じるヒロインに手を貸してもらうなど恋愛も進み、役者としても成功しそうになるのがまた面白いです。
仕事や趣味、恋愛において「時間があれば、お金があれば、技術があれば、器量よしだったなら」などないものねだりはよくありますが、「すべて手に入ったとしても、成功するとは限らない」という例のような映画でした。
松山社長のアクセルフレーズを思い出します。
信頼と実績の積み重ね、そして戦略大事!
ニイザト
ヤマケイ