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NHK 大河ドラマ『麒麟がくる』を観る

こんにちは、東京スタジオのヤマケイです。


NHK 大河ドラマ『麒麟がくる』始まりましたね!

今回の主人公は明智光秀です。

「誰?」「美濃ってどこ?」「四書五経って何?」「百貫ていくら?」という疑問にも答えてくれる公式アカウントがありましたので、観るのにも困らなさそうです。


さて皆さん、好きな武将は誰ですか?

私は、織田信長です。

経緯はどうあれ、「天下統一」を目指して進んだというのがすごいなと思えたからです。


小学生のある時、父の故郷が京都だったので家族で帰省していたところ、「好きな武将は誰か」という質問をされました。

私は上記の理由から「織田信長かな」と答えました。

すると、祖母の顔つきがみるみる変わっていくではありませんか。

小学生ながら「なんか答えを失敗したな」ということはわかりましたが、「何を間違えたのか?」が分からず「ヤバイ!よくわからないけど何が悪かったんだ?」と思っているうちに、席を立った祖母が紙束を持って戻ってきました。

家系図でした。

家系図って本当にあるんだ~とまだのんきに構えていたところ、先祖が明智光秀に仕えていたという説明が始まりました。

まじかよ。

そういえば、お隣さんのこと本家って呼んでた。

うちは分家だそうで、大人になってからも「結婚しろ」とか「子供産め」とか言われなかったのは幸いでしたが(良くも悪くも私が男児でなかったからかもしれない)、それにしてもびっくりしました。

男児だと『景』の字を使っていて、お前は女児だったのでひらがなにしたとか聞いたことあるような気もするんですが、父も祖父も『景』の字を使っていないので、ムジュンを突き付けることをしなかった情報鵜呑み小学生の自分にツッコミを入れたい。

まあでもそのくらいの設定なら、そこらへんにいっぱい居るに違いない。

というわけで今まで生きててあまり深く考えたことはありませんでしたが、その時祖母に聞いた話としては、光秀様は賢かったとか、戦国時代でなければ…とか、無理やり連れていかれたので市民は怒っていたとかだった気がします。

織田信長目線だと裏切者扱いの明智光秀ですが、「反対側の意見も聞いておくべきだな」ということはこの時学びました。


ちなみに家系図は父が持っているらしいのですが、「ダンボール箱いっぱいあった」「辿って行ったら佐々木小次郎って書いてあった」と爆笑しておりました。

確かに佐々木小次郎って書いてあったら、私も笑う。

実際に歴史を調べている人に見てもらえば家系図の嘘とか歴史の面白いところが分かるかもなと思いましたが、祖父母も亡くなって父が遺品を整頓したのでもうないかもしれません。

大事なのは誰の子孫かということよりも、どんな人生を送るかだなと悟った私なのでありました。


ただまあ、昔そんなことがあったこともあり、「明智光秀だけが悪い」とは思わなくなっていたし、残っている歴史だけが正義とは思わなくなっていたので、オチ含めて今回の大河ドラマは今後の展開も楽しみです。


うっかり1話を見逃した方は、5分で分かる動画を観るといいかもしれません。


脚本家の池端俊策さんが「ドラマを見てくださる方も、僕と同じようにまっさらな気持ちで戦国時代を探訪してもらえたらうれしいですね。」と仰っているように、今生きている人で実際に戦国時代を見た人は誰もいないわけなので、楽しむのがいいのかなと思います。


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ニイザト

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ヤマケイ