『劇団朱雀 復活公演』が面白い
こんにちは、東京スタジオのヤマケイです。
11月26日(火)から紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYAにて始まった、『劇団朱雀 復活公演』を観てきました!
朱雀は「すじゃく」と読みます。
「劇団朱雀」は、映画『プロメア』でリオ・フォーティア役を演じた、早乙女太一さんが2代目を務める劇団です。
気づいたらチケットは完売!
という状態になるほど、人気の舞台です。
大人気なのは知っていたのに、チケット発売後に出遅れてしまい「しまった」と思っていたところ…。
以前所属していた劇団の後輩、小川智之さんから出演メールが来ました。
「出演おめでとう!チケットってまだ買える!?」
と前のめり確認。
当日券なども出ているようだったので、諦めないの大事!
なぜそんなにも観たかったかというと…。
Twitterで殺陣動画が流れてきていたからです。
これは絶対直接観たいやつ!
2つめの動画で太一さんが最初に刀をクルクル回す動作は、『プロメア』でリオも似たような動作をしていました。
アニメーターさんが舞台を観て入れたそうですが、かっこいい。
というわけで、ずっとワクワクしたまま12月を迎え、やっと観ることが出来ました。
舞台は早乙女太一さんの総合プロデュース・演出・振付・脚本となっており、三部構成でした。
上演時間は、3時間以内。
一部は太一さんによる女形の舞踊ショー、二部は日替わり芝居、三部は全員出演による舞踊ショー。
女形は美しかったです!
周りのファンの方々も、美しさにため息が漏れていました。
布がヒラヒラするのが美しいのですが、ファンの方は「最も美しくたなびかせてくれる」というようなことを話していました。
私が観た日の芝居は、中島かずきさんの脚本で「火のないところに男は立たねえ」でした。
『プロメア』を思い出す…!
三部ではペンライトを振っているお客さんも居ましたが、それまではきちんと消してくれていたこともあり、「ファンの質もいい!」と感じました。
休憩時間中は、太一さん自身がグッズを手売りしてくれます。
ファン、殺到。
しかも2万円以上買うと、一緒にチェキが撮れます。
これは買いますね。
手売りとは別に、物販コーナーも用意されています。
大量買いするときは、あらかじめ計算の上でこちらに並ぶのがオススメ。
演目中に飛んで来た金テープは拾ったのですが、どうやら小判もあったようです。
隣に座っていたマダムが、「どうぞ」とくれました。
やさしいー!!!
大事にします。
もし機会があったらぜひ見て欲しい…。
日によって変わる演出を楽しむのもまた、舞台の面白いところです。
小川さんと一緒に出演していた久保田創さんも、かつて「北区つかこうへい劇団」に所属していました。
つか先生が「芝居はF1レース」と仰っていただけあって、「激しいダンスや殺陣の後にセリフを言わせて、しんどそうに話すやつはおろす」という部分がありましたので、小川さんや久保田さんの演技やダンスは、全く心配することなく観ることが出来ました。
先生がいまの二人を観たらどう思うのか、ということも考えたり。
小川さんのチラシも置かれていました。
『二代目はクリスチャン』!
とぼけつつキレる芝居、ダンスと殺陣も出来る小川さんが、なんの役でどれだけ魅せてくれるのか!楽しみです。
構成・演出の渡辺和徳さんは、つかこうへい先生の脚本を熟読してその時代のことを考慮つつ現代の人に見てもらうための落とし込みが非常に丁寧でありつつも、笑わせてくれたり大胆にアレンジしながら「つか芝居だ」と思える部分が残っているので、いつも楽しみです。
帰り道に撮った、クリスマスツリー。
この日はなんと、テンション上がりすぎてソフトクリームどころかごはんを食べるのを忘れていました。
そんな日もある。
ニイザト
ヤマケイ