映画『アイ・アム・レジェンド』を観る
こんにちは、東京スタジオのヤマケイです。
2007年の映画『アイ・アム・レジェンド』がAmazonプライム・ビデオに入っていたので観てみました。
「自分以外、誰も居なくなった世界」のことを考えたことはありますか?
それが起こってしまった世界の映画です。
そもそもは、癌の特効薬として開発された薬によって、治った人のほうが多かったものの、突然変異してしまったウイルスに感染した人が出たというのがきっかけの物語です。
感染者は爆発的に増えてしまい、ニューヨークに住んでいた人はほとんど死滅して、まともな人間は今や主人公のみという状態。
物語序盤、ニューヨークの町が荒廃して草も伸び放題、主人公の相棒は犬で、誰もいない町を探索して狩りをしています。
町にマネキンを立てて人間に見立てたり、同じニュースや映画を繰り返し見たりする生活が流れます。
動物たちが街中を疾走するシーンなどは「毎日のごはんを調達するのもひと苦労だな」と思えます。
しかし、夕方になると主人公の時計が鳴ります。
本当に誰もいないのであれば必要のない、頑丈すぎる雨戸のような鉄の扉を閉めてベッドではなく風呂場の浴槽内で犬と寝る主人公。
過剰ともいえる警戒に、「夜に何かあるんだろうな」と思えます。
どうして町がこうなったのかは徐々に分かってくるのですが、顔に機械をかざして感染していたら移動は不可能、というやり方は、現在の熱を測るやり方にも似ています。
コロナがあってからこの映画を観るのと、前に観るのとでは違うようにも感じました。
主演のウィル・スミスさんがかっこいいのはもちろんですが、娘役のウィロー・スミスさんは本当の愛娘なので、それを知っているとさらに話に入り込めると思います。
面白く、考えさせられる映画でオススメなのですが、懸念としては犬好きの方はご注意ください。
タイトルの「アイアムレジェンド」について、「なぜレジェンドなのか」は、作中で語られていますのでぜひご自身の目でお確かめください。
ニイザト
ヤマケイ