『とんがり帽子のアトリエ』を読む
こんにちは、東京スタジオのヤマケイです。
前から気になっていた、白浜鴎先生の『とんがり帽子のアトリエ』を読んでみました。
魔法が存在する世界で、魔法使いになりたい女の子が魔法使いの弟子になる漫画です。
緻密なかわいい絵柄で、漫画を読んでいるのですが絵本を読んでいるような気持ちになります。
「魔法はかけるんじゃなくて描くんだ」といった気づきのほか、「魔法の出来と性格の良さは一致しない」などの、「クリエイターあるある」と思える表現も多いです。
魔法の恩恵にはあずかるけども、魔法が使えないひとのことを「知らざる人」と呼ぶのですが、例えば現実でも「携帯電話の使い方は知っているけど、作り方は知らない人は多い」ということがあるなあと思ったり…。
もちろん漫画の世界では魔法やドラゴンの存在が成立しているので、魔法に憧れる身としては特に、空を飛ぶ魔法はいいなあと思います。
読んでいると「知らざる人」に魔法を描くところを見られてはいけないという掟があったり、きちんと描けないと変に発動したりしてしまったり、咄嗟に使うためにはあらかじめ描いたものを持っていないとならなかったりと不便なところもあるので憧れるばかりではなく「今自分が住んでいる世界も悪くない」と思えるところもいいなと思います。
最新刊には、魔円手帳つきの限定版があります。
かわいい~~!
描いても魔法は出ないんですけども…。
こういうグッズの実体化を見るとわくわくします。
ニイザト
ヤマケイ