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Amazonプライム・ビデオで映画『ANNA/アナ』を観る

こんにちは、東京スタジオのヤマケイです。


Amazonプライム・ビデオに2020年の映画『ANNA/アナ』が入っていたので、観てみました。

殺しのシーンだけでなく、自傷だったり性暴力を受けるシーンがありますので、観る人を選びますし、普段だったら観ないのですが…。

監督、リュック・ベッソン。

観ないわけがない。

学生の頃、「『レオン』という映画の主人公のおじさんがいい!」とおじさん好きの子が猛烈に勧めていたので観てから、リュック・ベッソンさんの映画は意味のないシーンがない気がして、つい観てしまいます。


1990年のモスクワでクズな男に拾われたアナは、その生活から抜け出すために、海軍に志願しようとします。

しかしすでに亡くなった親を調査した結果、KBG(国家保安委員会)が彼女に目を付け、5年たてば自由、と言って勧誘してきます。

最初は、今と大差ないのではと手首を切ってまで断ったアナでしたが、「どういう人生を選ぼうが君の自由だが、人生そのものは拒めない。人生は贈り物だ。贈ったのは誰か。親からの恩を仇で返すのか」と諭され、自由ほしさに引き受けることにします。

パリのモデル事務所という仮の住処を与えられたり、同室の女の子といちゃついたり男性と寝たりしつつも、訓練をこなし、暗殺業を進めていきます。

しかし、ある案件の際にアメリカのCIA(中央情報局)の罠にかかってしまい、助けた上に自由と保護を与えるから、KGBのトップを殺せと命じられます。

「どっちにしても死ぬまで殺し屋させられる」という状況のなか、果たしてアナの行く末やいかに…。


観ていて「本当に先がないように感じてしまうな…」と思える展開になるのですが、合間に挟まるモデルとしての華々しいファッションがかわいかったりして、相変わらず「まあいっか」と煙に巻かれてしまいます。


撃ち合いのシーンになったとき、「主人公になりきる派」と「撃たれる側の気持ちになってしまう派」がいると思うのですが、皆さんはどちらですか?

私は、昔は主人公目線で観ていたのですが、あるとき「ちょっと出てきて撃たれてしんじゃう人を見ると、自分みたいで悲しい」というのをみかけてから、死ぬ側の演技を観てしまいます。

この『ANNA/アナ』では、アナと出会って数秒、目が合ったどうかというくらいの早さで殺される人が何人もいます。

日本ではそういう危険がほとんどないのが、ありがたいという気持ちにもさせられる、いい映画でした。


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ニイザト

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ヤマケイ