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国立国会図書館に行ってみる

こんにちは、東京スタジオのヤマケイです。


私は数十年関東に住んでいるのですが、近所の図書館に行くことはあっても、国立国会図書館に行く機会はありませんでした。

自宅から遠すぎたというのもありますが、さすがに永田町に行ってまで調べるほどの高度な勉強をしていなかったというのもあります。

ふと、「日本の書物はほとんどあるというのだから、かなり面白いのではないか?」と思い立ち、行ってみました。


しかし、博物館や美術館、近所の図書館くらいの感覚で行ったところ、思った以上の難易度に「帰ろうか…」と絶望したのが面白かったので、もし機会があったら是非行ってみてほしいです。


まず、場所は「永田町」駅から徒歩5分ほどのところにあります。

永田町といえば、国会議事堂がある場所です。

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歩道側から撮るとこんな感じです。

写真を撮ってみて分かったのですが、テレビなどでよく見る「映える」図は「横断歩道のド真ん中に立たないと撮れない」図であることが分かりました。

この日も、横断歩道の近くまで自転車できて、信号が青になると同時に走り出して歩道の真ん中で立ち止まり、国会議事堂を撮影するおじさんがいましたが、警察にガン見されるので、「悪いことじゃないけど『アンタもマネしない』とか声かけられたら恥ずかしくて図書館どころじゃない」と思って止めました。

国会議事堂側から見ると、銀杏並木になっているんですね。

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ちなみに、永田町駅から来ると図書館より先に国会議事堂に到着することはありません。

この日は図書館へ行く前にクッキーでも買おうかと溜池山王に行ったのですが、開店から1時間半くらいだったにもかかわらず既に売り切れていて何の収穫もなかったため、トボトボ歩いていたら国会議事堂前を通過したというわけです。

冬は寒く、ニットの帽子をかぶっているのに耳がかじかんで痛くなったため、黄昏るのもほどほどにしたほうがいいなと思いました。


そんなしょうもないルートをたどりながら、国立国会図書館に到着。

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「初めての方は新館へ」ということで、右隣にある新館に行きます。

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微妙なところに看板がありますが、右手のグレーの建物がそうです。

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ざっくりこんな感じです。


「図書館の本を読んでみたい」だけなのですが、住所、氏名、電話番号などを記載して登録利用者カードを発行してもらう必要があります。

運転免許証や保険証などの、本人確認書類も必要です。

そういえば、近所の図書館でも最初にカードを作らされた気がします。

この日はたまたま証明書類を持っていたので、帰らずに済みました。


気軽に「なんか勉強でもしよう」とリュックで来てしまったのですが、入館前に「B5以上の不透明袋(リュック含む)は不可」「持ち込みたいものは、透明な袋に入れる」「それ以外はロッカーへ」(持ち込み不可のものもある)ということで、最初に身ぐるみはがされます。

ロッカーも、あとからお金は帰ってくるのですが100円が必要になります。

うっかり小銭なしで来ていたら両替からしなければいけないところでした。


入館ゲートに登録利用者カードをタッチしてようやく入館です。

ここまでの時点でだいぶ「めんどくさい」感がありますが、セキュリティが高いことは悪いことではないので、頑張りたいところ。

利用者登録をしない場合には、当日利用カードで入館出来るようなのですが、その場合、書庫内資料の請求が出来ません。

国立国会図書館では「大半の資料が書庫内にある」のです。

適当に入ってから「えっ書庫なの」と入口に戻る羽目になる可能性もありますし、資料の検索・請求・受取・返却・複写の際に使用または確認するため、素直に最初から登録したほうがいいと思います。


なお、カメラの持ち込みは禁止ですが、携帯は許容されています。

基本的に書架のある場所での通話や撮影は不可ですので「うっかり本や図書館の雰囲気を撮影」した場合、注意される危険もあります。

そんなわけで、今回は文字だらけのブログですが、利用案内の公式動画がありましたので、こちらを貼っておきます。

利用案内とは関係ないんですけど、動画内の「一緒に来たらしき日傘の女性」がいつのまにか居なくなっているのが若干気になります。


ちなみに、マイクロフィルムで閲覧する資料もあります。

新聞も置いてあるとのことなので、行ってみました。

いわゆる誕生日新聞のように、地元新聞に当時何が書いてあったのかを読みたかったのですが、マイクロフィルム自体の閲覧請求方法が説明を見てもサイトを見てもよく分からず、請求後に使っている人をそっと見てみたのですが何をどう操作しているのかさっぱりわからず、書架で確認できる朝日新聞だけを見て撤退しました。

広告もそのまま載っているので、当時何が売っていたかとか、若かりし頃の芸能人の写真が載っていて懐かしくなりました。


本ならすべてあるため、もちろん松山社長の本『熱狂する現場の作り方 サイバーコネクトツー流ゲームクリエイター超十則』と『エンターテインメントという薬 -光を失う少年にゲームクリエイターが届けたもの』も収蔵されています。


結局なにも勉強せずに帰ることになりそうだったため、本館の6階にあるという食堂へ。

だいたい700円くらいで美味しいごはんを食べることが出来そうでした。


2階にもカフェがあったので、そちらにいってみました。

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昭和感あって落ち着きます。

しかし店内も撮影不可だったため、かつてないボリュームのソフトクリームを食べたのにまったく姿を残すことが出来ませんでした。

思っていたのとは違いましたが、一回も行ったことない人は行ってみると本がたくさんあるので面白いと思います。

小さい頃に通っておけば、もう少し使い方が分かったかもしれない…と思いましたが、18歳未満はお問い合わせする必要がありそうなので、大人向けです。


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ニイザト

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ヤマケイ