Amazonプライム・ビデオで映画『ファーストラヴ』を観る
こんにちは、東京スタジオのヤマケイです。
Amazonプライム・ビデオに、映画『ファーストラヴ』が入っていたので、観てみました。
原作は 2018年に発行された島本理生さんの小説です。
2020年に真木よう子さん主演でドラマが放送されていましたが、堤幸彦監督により2021年映画化しました。
タイトルだけ見ると、初恋の甘酸っぱい思い出の話かと思いそうですが、ミステリー作品です!
アナウンサー志望の美人女子大生が就職に失敗し、その日のうちに画家の父を刺殺するという事件が発生したという設定です。
週刊誌には女子大生が「動機はそちらで見つけてください」と言い放った、と書かれていて、異常さが際立ちます。
通常なら、裁判で「私が父を刺しました」と自白させて終わり、となるところですが、父親を刺した包丁を持ってフラフラと帰宅する様は、どこか狂気や諦観を感じさせます。
女子大生は自分の言ったことを覚えていなかったりするため、事件によるPTSDのほかにもなにか精神的に抱えているのではないかと、臨床心理士の主人公は女子大生の過去を探り始めます。
世の中には、この題材自体が観るのもキツイという方もいると思いますので誰にでもオススメというわけにはいきませんが、「男性でも女性でも、環境が変わればこういう状態に陥る危険はある」ということを頭の片隅でも置いておくには、いいのかなと思います。
ずっと出ているというわけではありませんが、女子大生役の芳根京子さんの演技にも圧倒されます。
ニイザト
ヤマケイ