Amazonプライム・ビデオで、コンテスト番組『ソーイング・ビー』を観る
こんにちは、東京スタジオのヤマケイです。
Twitterで、「『ソーイング・ビー』を観て突然洋裁を始めたお父さんの話」が流れてきたので検索したところ、Amazonプライム・ビデオに入っていたので観てみました。
ドラマか映画かと思っていたのですが、アマチュアの裁縫自慢が集まって競うコンテスト番組でした。
現在シーズン6まであり、Amazonプライム・ビデオではシーズン3までを観ることが出来ます。
「課題が出て時間内にその作品を作り上げる」という番組です。
最初は、「1話で全員の決着がつく番組なのかな」と思っていましたが、とんでもなかったです。
■シーズン1
1話 2日間で3着の服を作る
課題1:Aラインスカートを型紙通りに作る(3時間半)
課題2:既製品のリメイク(1時間)
課題3:普段着に出来るドレス・モデル役の人に着せる(7時間)
1話の時点でだいぶ見ごたえがあり、2人脱落しただけです。
課題3のモデルは、いわゆるショーに出るために体を作っている人ではなく、太り気味の人や、肩が片側だけ落ち気味の人がいたりします。
裁縫が得意で家族に作ったことがある人も多いとはいえ、職人として働いている人たちではないということもあり、服にモデルを合わせようとしてしまったりと、大変そうでした。
かといってストレスフルというよりは、審査の間にティータイムがあって応募者同士での交流が図られたりと、楽しそうでもあります。
シーズン1では、4話にて決勝戦、1人の勝者が決まります。
「型紙通りに作れるかどうか」「縫製の能力」「実際のモデルを使っての対応力」「服を形作る手法を理解しているか」などを審査員が厳しい目で確認します。
審査員は、老舗仕立店の人と、裁縫指導歴40年の人が行っていました。
応募者は、81歳の元気なおばあちゃん、清掃業の女性、ジムのインストラクターをしている男性などなど、初回ということもあってか、かなり幅広く魅力的な人たちが集まっていました。
番組では、「今は型紙があるけれど、19世紀の頃は…」といった形で、縫製に関する歴史も少し教えてくれます。
『ソーイング・ビー』の番組名の由来も、戦争中に行われた、裁縫の会の呼び名であるという紹介がありました。
番組を観た後、「裁縫をやりたくなるのも分かるなあ!」と思える面白さでした。
私自身は家庭科のミシンの授業で針を何本も粉砕した経験があり、楽しさを経験する前に「どうして物は壊れるのか」と破壊者の気持ちを学びましたが、「楽しさを学び直すのもいいよな…」と思えました。
コロナで室内にこもりがちの今、老若男女関係なく、オススメの作品です。
ニイザト
ヤマケイ