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『イエスマン "YES"は人生のパスワード』を観る

こんにちは、東京スタジオのヤマケイです。


コロナでだいぶ現実が大変なことになってきたので、「現実逃避でもするか!」とAmazonプライム・ビデオに入っていた2008年のコメディ映画、『イエスマン "YES"は人生のパスワード』を観てみました。

ダニーウォレスという人の経験をもとに執筆したという『Yes Man』という本が原作の映画です。


妻とも別れ、ほぼすべての誘いや問いに「NO」と答えていた男が、心配した友人によって怪しい集会に呼ばれ、「言われたことにYESと答える」という誓約をしてしまいます。

しかも集会に誘ってきた友人は、誘う際、主人公が勤めている銀行に石を投げてガラスを割ったりもするので、観ていて「この友達と縁を切ったほうが平和に暮らせそう」という気持ちにすらなります。

ただ、主人公は「このままじゃいけない」と思っていて、孤独死する夢を見てしまうほどだったため、なんとか変わろうと「言われたことすべてにYES」と答えることにします。

そのしょっぱなから、ホームレスにつかまり「車を持ってるのか、自分を送って行ってほしい」と頼まれてしまいます。

しかも、携帯電話を貸してほしい、お金を貸してくれ、とどんどん要求がエスカレートしていきます。

携帯電話は電池切れになるまで使われ、車はガス欠になり、ガソリンスタンドまで歩きカード払いをするはめになりますが、結果的にかわいい女の子と出会います。


そこから始まる「結果的にいいことになった」という経験と、「NOと答えた直後から降りかかった不幸」のために、ますます誓約に忠実なしもべと化します。

観た後、「自分は他に何がやりたいかな」と自問自答出来るような部分もありつつ、ほとんどは笑いながら観れました。

映画で観る「レッドブル飲用の結果」が酒以上にすさまじく、「そんな飲み物だったっけ…!?」と調べてしまいました。

(リポビタンDみたいな感じのようですが、実際に役者さんも飲んでみた経験を活かしているそうで、やや引きました)


なんでもかんでもNOと言っている主人公のような場合は別ですが、日本では逆にYESと言いすぎて疲れている人のほうが居そうです。

友達がやたら密に関わってきたり、皆でパーティをやるシーンでは「コロナがなかった時代の作品だ~」と思って観てしまいました。

終息は無理でも、せめて収束することを祈りつつ…!


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ニイザト

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ヤマケイ