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Amazonプライム・ビデオで映画『ビリーブ 未来への大逆転』を観る

こんにちは、東京スタジオのヤマケイです。


Amazonプライム・ビデオに映画『ビリーブ 未来への大逆転』が入っていたので、観てみました。

実在した連邦最高裁判事、ルース・ベイダー・ギンズバーグさんを基にしたお話です。

女性が召使いのように、家にいることをよしとされていた時代。

男性は働いて家族を養うのが当たり前で、弱音を吐いたり、家族の介護には向いていないと言われていた時代。

主人公は女性だからという理由で弁護士になれなかったり、卑猥な言葉を投げつけられたり、「あいつはガンだ」とまで言われて排除されそうになりますが、「私かわいそう!」というのではなく、あくまでも冷静に「おかしくない?」と考えています。


現在もそういった価値観を持つ人はいますが、少なくとも四面楚歌の具合で言えば、この時代に比べたらまだマシなほうではないでしょうか。

「きちんと声をあげた人がいたからだなあ…」と観ながら思いました。

そして、「前例がないから」と防御し始める心理についても、「あるある」と楽しめます。


学生の頃、先生が「日本も昔は卑弥呼が治めていたりはしたよね」「政治家に男性が多いのは、任せた方が楽だったのかもね」と言っていたのを思い出しました。

同級生のなかには「お前は家にいるんだよ」と育てられていないにもかかわらず、心から「専業主婦になりたい。働きたくない。旦那に稼がせて自分は家で遊んでいたい」と言っていた子も多かったです。

積極的に自分で家にいることを望んでいるならともかく、主人公のように「やってみたい!」と努力している人には機会が与えられますように!と強く思います。

努力にも色々あるとは思いますが、主人公の頑張り具合が半端ではなく、ハーバード大学まで行って、子供の世話をしながら、ガンになってしまった夫のぶんも授業に出てレポートを代筆しているシーンがあります。

「排除するにはもったいなさすぎる能力の持ち主」と、周りの人も思ったのではないかなあ…と感じるお話でした。

旦那さんのほうが育児や家事に向いてそうだったりするのも、観ていて面白かったです。

「稼いできて欲しい!俺は家に居たい。家事ならなんでもやる」と言っていた同級生のことも思い出しました。


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ニイザト

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ヤマケイ