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ふとした言葉、なんでも

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#子ども

児童養護施設に休職届けを出しに行ってきた。

雨がザーザー降るなか、 書類やら診断書を提出する為に職場に赴いた。 書き終えて出勤していた、先輩女性の職員に久しぶりに会えた時、思わず抱きついた。 ドアが開いて走ってくる音が聞こえた。 気付いた時には時既に遅し。 だった。 私が関わってきた子どもが部屋を抜け出したらしい。駆け寄ってきた。 私は、両手を広げて2人の子を抱きしめては 一粒だけ涙を零した。 大きくなったねぇ、 元気にしてた? 子どもの返事とニコニコな笑顔に 私まで笑顔になった。 「まだ、元気にならないの?も〜遅い

よくあるよね、「自分の名前の由来を親に聞いてこい。」っていう宿題。

私がまだ小学生の時だろうか、ある宿題を出された。 帰ったら玄関には古紙がバラバラになって、隙間なく埋めつくされていた。 リビングの椅子は倒れている。 兄か?何があったんだ?私は強盗に入られたかのような家の中で、息を潜めて辺りを窺う。恐怖心を覚える。 どうやら、兄が暴れたようだ。 我が家はあったかくない、冷たい場所だ。 当時やっていたドラマで母役がこう言っていた。「生まれてこなくていい命なんてない。」 本当にそうだろうか? 自分の存在が分からない。自分って何かわから