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ほうれんそう

 今朝、とあるYouTube動画を見ていたら気になる部分がありました。時々もたらされる真偽不明の断片的な情報から、物語の全体の流れを推理するというスリリングなシリーズです。この中で、部下がほうれんそうを怠った為に上司の対応がピント外れになってしまった例であると解説されている部分で、ほうれんそうという言葉にひっかかりました。

 報告、連絡、相談のあたまを取って「ほうれんそう」と言うわけですが、そもそもこの言葉は、部下からの「ほうれんそう」のない可哀想な上司の作った言葉であろうと思います。

 組織には上下左右のコミュニケーションは必須であり、ボクの工場勤めでの経験で言えば、現場では、朝礼昼礼夕礼と強制的にコミュニケーションを取り合うことになっていました。現場でなくても、定期的に上司が部下を集めてミーティングするところもあるでしょう。こうした制度的なものなどなくても、良い職場は四六時中コミュニケーションしていますよね。目と目で通じ合うという、甚だしい局面もあるものです。

 そうは言っても、嫌われている上司は「ほうれんそう」してもらえないのです。ボクもしませんでした。軍隊じゃないのだから、組織がどうかなっても死ぬことはないわけで。

 そして、「ほうれんそう」をしなさいと言う上司は、部下には何も伝えないということが多かったようです。部下に対して「ほうれんそう」をするなんて夢にも思っていなかったのでしょうね。

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