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Your Inner Fish

 以前、武田邦彦教授が尾崎豊の「15の夜」を絶賛しているのを聞きました。男の子は14歳になると、自分の生きている意味がわからず、悩むのだそうです。この詩がそのことを見事に表現しているそうです。

 元をたどれば、生命が有性生殖をはじめたことに行き着くと言います。女の子はともかく、現代の男の子は、子を守る為に戦うとかいう原始的なオスの役割を失った為に悩むのだそうです。自分の生きている意味は無いのではないかと。

 そういうわけで、ボクがこの本を読みたかったのは、自分の生きている意味を知りたい気持ちからだったのかもしれません。なんつって。

 邦訳版は「ヒトなかの魚、魚のなかのヒト」です。YouTubeには3回シリーズの番組がありました。英語です。

 著者らが北極圏で化石を発掘する冒険談の部分はそれほど多くなく、生き物が、どう姿を変えてきたかの部分がメインです。著者は、魚から両生類へと進化する中間の生物の化石を発見したことで有名な人のようです。

 生物学の研究の歴史から、最新の成果まで述べています。興味のあることなので、それほど苦しまずに読めました。古生物の学名とか発音できない単語はテキトーに読みました。実験室で生物の胚をいじる部分は、少し気持ち悪くなりました。

 もちろん、自分の生きている意味を知ることはできませんでした。


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