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The Deep Blue Good-by

 ジョン・D・マクドナルドという人の1964年の作品、邦題は「濃紺のさよなら」です。ジャック・リーチャー・シリーズの作者のリー・チャイルドが、デビュー前に全巻買って読んで参考にしたというトラビス・マッギー・シリーズの一作目です。Kindle版が安かったので読んでみました。

 主人公のトラビス・マッギーはポーカーで手に入れたボートに住んでいます。踊り子のキャシーに、死んだ父のお宝を奪って去った男から、お宝を奪い返して欲しいと頼まれました。ハードボイルドです。

 ところどころ、よくわからないセリフがあって悩みました。例えば9章の最後。ロイスとねんごろになった後、寝入った女の横で、片輪者に靴磨きの道具を与えて往来へ放り出すか、とか、オリンポスの床の上を小さい神が転げ回るに違いないとか、世界記録を持っているだとか。何なのでしょうか。

 ボクの英語力では、残りの20巻に手を出すのはまだ早いようです。

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