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とある実況者のB.LEAGUE23-24

こんにちは!

連日の金メダルラッシュに心躍っています。
ブレイキンが面白かったのでいづれ記事にしようと思います。

SportsZoneの望月です。

パリオリンピックにはバスケ日本代表が男女ともに出場。
残念ながらトーナメント進出はなりませんでしたが、
とても面白い試合ばかりでした。

さて、
オリンピックが終わるとまたB.LEAGUEの新たなシーズンが始まります。
その名も、
「りそなグループ B.LEAGUE 2024-25シーズン」
(※以下、この記事ではBリーグと表記)
かっこいいですね✨

次のシーズンからタイトルパートナーが付き、
新たな名称でリーグが開催します。


Bリーグには、
「バスケットLIVEの実況」という立場でこれまで2年携わらせて頂きました。
初担当の日は今でも思い出します。

新たなシーズンに入る前に、
昨シーズンは自分にとってどんなシーズンだったかを振り返ろうと思い、
今noteを書いています。


・開幕前(プレシーズンゲーム)

まずは開幕前。2023年9月。
B3から昇格してきたベルテックス静岡のプレシーズンゲームを担当させていただきました。
チーム初のバスケットLIVE中継ということで、
いつも以上に資料作りに気合が入りました。
会場がローズアリーナだったのも懐かしい。

・ベルテックスの意味とは?
・ジョン・ハーラーはどんな選手なんだ?

など、海外の記事なども見ながら様々なことを調べていました。
今ではジョン・ハーラーコールが会場で響き渡るほどチームとブースターに愛される存在になりました。
\John Harrar! John Harrar!/
来期も契約継続とのことで楽しみです。


開幕前で言うと、
佐賀バルーナーズとソウルSKナイツのゲームも担当しました。
当時はジョシュ・ハレルソン選手が福島から移籍し帰化。

前年度韓国王者のチームを倒し、
22-23のB2王者がB1でどんなバスケをするのか楽しみでした。
個人的には船橋アリーナで実況できたのも良い思い出です。
そういえばハレルソンは佐賀で良い山見つけたのかな。

 

・開幕! B2 A千葉vs奈良

そしてシーズン開幕。
私の実況開幕担当カードはアルティーリ千葉vsバンビシャス奈良。

千葉は生まれ育った土地であり個人的に愛着があります。
アルティーリに限った話ではないですが、
千葉のチームの仕事をすることは私にとって特別なこと。
以前千葉ロッテマリーンズのリポーターをやらせていただきましたが、
やはり格別の思いがあります。

今回はアルティーリ千葉の開幕戦実況の機会を頂き本当に感謝しています。
また実況できることを心待ちにしながら開幕を待っています。

チームは昨シーズンからファン(ブースター)の名称がA-xx(アックス)に変わりました。
確か試合の前日か当日の午前中にこれが発表されて少々焦った記憶があります。
見ておいてよかった・・・           

アルティーリのアリーナMCはまつみたくやさん。
チーム創設時からMCを担当されていらっしゃいます。
来季は4年目のシーズン。
今年も会場でまつみさんのMCが聞けると思うと嬉しいです。
\Alti-ri-!Chi-ba-!/

アルティーリ千葉に関しては以前記事も書いています。
良ければそちらもご覧ください。

・歴史的瞬間に立ち会う B1 佐賀vs広島

翌週は佐賀バルーナーズのホームゲーム。
人生初の佐賀へ。
初のB1の実況。

幟がかっこいい

前職で福岡と大分には住んでいましたが、
佐賀に行くのは初めて。

会場である佐賀アリーナはビッグキャパシティ。
前年(22年)に新しく出来たアリーナです。
バスケ以外にライブで使うこともあるそう。
冬には羽生結弦さんもショーをやったとのこと。

会場は佐賀駅から徒歩15分ほど。
バスも出ており、駅前にはタクシーも沢山止まっています。
ホテルも多くありバスケファンの遠征にも優しい。
徒歩で行くと選手の幟や、チームゆかりの神社もあり色々楽しめます。

余談ですが、
市バス?が全自動で動いており運転手がいないのを見て驚いた記憶があります。
私が行った時は試験運転中とのことでしたが、今はどうなっているんでしょう・・・?

試合の方ですが、
自身初のB1実況ということもありとてもワクワクしていました。
普段はB2や学生バスケなど実況1人喋りの機会が多いので、
解説の方とご一緒させていただくのも久しぶり。

結果的に今季は佐賀ホームゲームを3試合担当。
しかも2試合目は佐賀のB1初勝利

実況者冥利に尽きるゲームでした。

狩野選手の決勝ジャンプツー未だに思い出すなぁ、、、シビれた、、、
場内が揺れた光景が目に焼き付いています。
何でもおかわりできるわこれ。かっこ良すぎる!

3試合を通して制作の皆様ととても良い雰囲気でやらせていただきました。
サポートしていただきありがとうございます。
ちなみに制作のサガテレビの皆様は【B1・B2】プロダクションアワード2024 において審査員特別賞を受賞されたとのこと!
おめでとうございます!


中継では解説の元安さん、水町さんにサポートしていただきました。
元安さん、京都での益々のご活躍をお祈り申し上げます。
水町さん、今度またあのノート見せていただきたいです笑

また来季も佐賀(京都にも!)に行けることを楽しみにしています!

元安さんと
水町さんと

・11月~1月 B2を旅する

11月~1月はB2の4チームのホームゲームを担当。
福島に始まり、越谷、静岡、そして青森にも行かせて頂きました。
福島は当時、林選手が大怪我のリハビリ中。
会場にあったファンの皆さんの寄せ書きが印象的でした。
福島ブースターの温かい思いに触れ私も元気をいただきました。
無事復帰出来てなによりです。

沢山の愛

帰りに柏屋の饅頭が食べられず悲しい思いをしたので次は必ず買って帰ります。

そして越谷
まずはB1昇格おめでとうございます!
今季はプレーオフ含め2試合担当。

こちらも魅力的なチーム。
安齋親分を始め優勝経験のある喜多川選手や菊池選手、若手筆頭の井上選手、途中から加入した星川選手であったり陣岡(じんがおか)選手などのベテランと若手のバランスの良さ。(※在籍選手は当時)

そしてLJピーク。シーズン中から図抜けた動きでしたが、
プレーオフも鬼神のごとき活躍。
あのディープスリーでA-xxが静まり返ったのは鳥肌もの。

そして個人的に注目している松山選手。
怪我で出遅れた部分もありましたが、怪我明けの活躍は目を見張るものがありました。特に得点力。
かつてFE名古屋で日本人得点王を取った生粋のスコアラーが怪我明け後大爆発。愛媛戦でキャリアハイの35得点を叩き出したかと思えば、プレーオフSFでも30得点越え。

親分とワークアウトをしてさらにスキルを高めていたようで、
その成果が如実に現れていると見ています。
B1での爆発も楽しみ!
未だに忘れないこのプレー。
これも何回見てもかっこいい。

さらに越谷に関して言うと球団(クラブ)の取り組みも魅力的で、
特にネギばんばんを考えた方は天才だと思ってます。


アルファマンも、客席だけでなく放送席にも現れるのは面白い。
音もなくほぼゼロ距離に接近してくるとちょっとビックリします笑

試合前と試合中はMCチーズさんの流暢な英語での演出。
これまた試合に花を添えます。かっこいい!
個人的には「Shun Matsuyama three point!」の言い方が好き。
「Yeeees!」と「Spin Move」も好きです。

ちなみにご本人は男前はもちろんですがとても人当たりが柔らかい方です。
今季プレーオフの際にパシャリ。
写真を撮っていただきありがとうございました。

試合前にもかかわらずありがとうございました!

青森に関しては急遽の実況。
平日ナイトゲームで、とんでもない量の雪が降っていました。
たしか積雪40cm。

住んでいる人達にとってはよくあることと聞きましたがビックリ。
気温も低かったのですが、現地の方々に寒さに対する対処法を様々教えて貰えたので、それは今でもとても役に立っています。

青森と言えば

実はこの仕事、競技に限らず寒さは大敵なんです。何とは言いませんが。
本当にありがとうございます。

青森もシーズン中に存続の危機になりましたが、
また来季もBリーグでの戦いが決定。
青森の攻撃力は迫力抜群且つアグレッシブ。
また来季も楽しみにしたいと思います。
個人的にアウダの日本語能力がどこまでレベルアップするかも引き続き確認していきたいです。

冬に関してはBリーグだけではなくインカレやウィンターカップもあり学生バスケも山場。
一年で最もバスケ漬けの1ヶ月。濃い時間を過ごしました。

・2月~5月 

2月~5月。
静岡の試合を始め、3月にはアルティーリ千葉のゲームも担当。
アルティーリホーム戦は開幕戦のGame1のみ担当でそれ以来。

当時アルティーリは連勝街道真っ只中。
しかも新潟で優勝を決めての凱旋試合。

神戸を迎えてのゲームでしたがGame2で敗戦。連勝がストップ。
まさかその実況を自分がするとは、、、
神戸の意地を見ました。

4月はB2最終月。そして私の最終担当は静岡のラストホームゲーム
とても感慨深いです。

冒頭でお伝えしたように静岡初のバスケットLIVE中継であるプレシーズンゲームを喋らせてもらい、そしてホーム最終戦も担当させていただきました。

ローズアリーナでプレシーズンゲーム、
そして静岡市中央体育館でシーズンラストゲームを喋る。
制作の皆様には何度もお世話になりました。感謝いたします。

静岡ホームゲームは日に日にブースターの方々が増えていき、
私が最初に担当したときは1000人を越えるくらいだった記憶ですが、
今では2000人越えも当たり前。

地元の方達の声を聞いてみても、
「静岡はサッカーのイメージが強いが、バスケももっともっと盛り上げていきたい」という声がありました。

上は1試合最多動員数(3493名)、下は土日2試合合計の最多動員数(6932名)の去年との比較

静岡にも藤枝明誠を始め強い高校がたくさんあります。
静岡出身のBリーガーも多くいます(増田啓介選手の加入も発表されました)。バスケ熱が上がっているのを肌で感じることが出来ました。

そんなこんなで昨季は静岡に行く機会が多くあり、
だるま、しきじ、熱海城などなどバスケ以外も楽しめました。

・プレーオフ

そして今年は1試合だけですがプレーオフの実況も。
越谷vs熊本のGame1.
結果は越谷が勝利。
越谷は勢いのまま熊本、そしてアルティーリ千葉を撃破し見事B1昇格。
本当におめでとうございます🎉
越谷は新アリーナプロジェクトも進めていくようなので今後益々楽しみです。


昨シーズンを様々思い出しながら振り返りました。
あんなことがあったな、こんなことがあったなと、
その時その時で感動するシーンがあります。
来年はどのようなシーズンになるのか。
プレシーズンまであと1カ月余り。
今からとても楽しみです。

ここまでお読みいただきありがとうございました!

それでは!

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