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日本フェンシングの活躍

こんにちは!

世間のお盆の大型連休はいつからか気になっています。

SportZoneの望月です。

さて今回はフェンシングから。

日本強い!!

今大会日本勢の躍進が止まりません。
日本のフェンシングは過去オリンピックでは、

▼2008年 北京 男子フルーレ個人 太田雄貴選手『 銀』
▼2012年 ロンドン 男子フルーレ団体『銀』
▼2021年 東京 男子エペ団体 『金』

以上の通算3つのメダルのみでした。
今大会は

▼男子エペ個人 加納虹輝(コウキ)選手『金』
▼女子フルーレ団体『銅』
▼男子エペ団体『銀 』
▼女子サーブル団体『銅』
▼フェンシング男子フルーレ団体『金』

なんと5つのメダルを獲得!
しかも金メダルが2つです。

このメダルの数は競技別でみると現状柔道に次いで2番目。
大躍進の大会であると言えると思います。

ちなみに、フェンシングには、
「フルーレ」「エペ」「サーブル」がありますが、
それぞれの違いはこちら。

「フルーレ」は、背中を含む胴体部分で攻撃が有効

「エペ」は、身体全身への攻撃が有効

「サーブル」は、腰から上の上半身全てで攻撃が有効

です。

今大会でそれぞれん種目がなぜここまで強いのか。
そう思っていたらこんな記事を見つけました。

フェンシングに関しては約20年前から強化が進んでおり、
太田選手のフルーレで北京銀メダルで一つ結果が出ます。

その後はエペやサーベルにも力を入れ始め、
それが今大会で大きく実った、ということのようです。

そう考えると、メダルを獲得するために、
強化対策は約20年前から始まっていたということになります。
もしくはそれより前から始まっていたのかもしれません。

また、女子に関しても面白い記事を発見。

「お前たちはパンダだ」

強烈ですね笑
これは、2017年に女子フルーレのヘッドコーチに就任したフランク・ボアダンコーチが当時の選手たちに言った言葉だそうです。

海外の選手を相手に勝てると思っておらず、
負けると肩を落とし、試合中には涙を浮かべている-
だからパンダとのこと。

そこから、

「タイガーにならなければいけない」

という言葉のもと、強化が始まります。
7年の月日を経て、
オリンピックにおける女子の種目で初めてメダルを取りました。

ここで興味深いのは、
「日本は海外から見ると怖くない」
という発言です。

フェンシングでの一言ですが、
この言葉は他の競技でも時折聞くように思えます。

「日本は上手いけれど、怖さがない」
「スキルの部分はやらせて最後にその目を摘めばいい」

こういった言葉です。
逆に言えばスキルのある日本人にメンタルが備わり、
相手を完膚なきまでに倒しに行く。
そういう心構えがあれば向かうところ敵なし、という感じでしょうか。
まさしくレスリングは既にそうかもしれません。
吉田沙保里さんの現役時代は試合中の目つきはすごかったですしね。

話をフェンシングに戻すと、
日本フェンシング協会のホームページによれば競技の登録者数は、
2009年度は4769人で、2023年度は6813人とのこと。
日本の人口を1億2500万人とすると、0.00005%です。

サッカーや野球に比べるととても少ないですが、
その中でも強化をしてメダルラッシュ。
協会の強化対策が的確だったことが証明されています。

東京大会終了後に、
躍進したスケートボードの競技人口がとても膨らんだのは近い記憶ですが、
フェンシングもそうなるやもしれません。

フェンシングって20代30代40代から始めることもできるんでしょうか。
そのあたりも気になります。

様々な方面に話は膨らんでいきますが、
何はともあれおめでとうございます!


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