ブー太郎と3匹のネコ

2019年9月26日 22:23

埼玉に住む弟からLINEで2枚の写真が送られてきた。3匹のネコが家の中から庭を眺めている後ろ姿の写真と眺めている姿を横から撮った写真だ。兄弟とはいえ他人家のペット写真を見て、あまり「可愛い」とか思ったりしないんだが3匹のコントラストと哀愁漂う姿に思わず「可愛い」と思ってしまった。
弟は、麻布十番にある「浪花屋」というたいやき屋で長年働いた後に埼玉で調理師をしながら家を買い3匹のネコと同居するネコおじさんとして今は生きている。
会社で作った絵本「ブー太郎日記」を実家に置いていたら、実家に帰省したネコおじさんが「ブー太郎日記」を読んで「あの絵本いいね」と言って3匹のネコ写真を送ってきた。ネコおじさんは、3匹もネコを飼う予定だったわけではなく、1匹飼ってから、偶然の出会いの中で2匹、3匹と飼うことになったらしい。だから偶然の出会いを描いた「ブー太郎日記」に深く共感してくれて、ついつい兄貴に3匹のネコ写真を送ったらしい。
　弟から、描いた絵や作った本を今まで褒められた記憶はないので、今回初めて褒められた。商業目的なのかなんなのかよくわからないままに自分たちの今を形にした「ブー太郎日記」が兄弟という身近な存在のココロを少し近づけたくれたことに情緒を形にしていくことへの可能性を感じた。