見出し画像

鯖サミット通信【Vol.1】2024年開催地の「美浜」ってどんなところ?

サバ好きの皆サバ、こんにちは!
またまた始まりました新コーナーです。
こちらでは、今年10月26日(土)・27日(日)に開催が決定した
「鯖サミット2024 in 美浜」について、色々ご紹介していきます。

“サバ好きの、サバ好きによる、サバ好きのための祭典”が2年ぶりに帰ってきます!
開催まで半年を切った「鯖サミット2024 in 美浜」を200%楽しむための情報を、これからこのnoteでも発信していこうと思います。

海あり、湖あり、山あり!
自然と食の魅力が詰まった若狭美浜

第1回目は、開催地である美浜町の魅力をお伝えします。
会場となるのは、福井県三方郡美浜町。
日本海に面した若狭地方の東端に位置する人口9,000人ほどの町です。1954年に近隣の4村が合併して誕生し、今年が町制70周年。
リアス式の長い海岸線をもつ若狭湾に面し、古くから漁業が盛んな土地です。
京都など関西圏の人に聞くと美しい砂浜の海水浴場でお馴染みだそうで、それもあってか旅館・民宿など宿泊施設が町の規模にしては多く、新鮮な海の幸を味わうこともできます。

サバやしが泊まったある民宿のある日の夕食。舟盛りは一人一艘!にのけぞりました。

昔からこの美浜町を含む若狭地方が大好きなサバやし。
近年では名物の「へしこ」などいくつかのプロジェクトにも参加させていただいたりで、より愛着ある土地になっており、今回の鯖サミットも(実は誰より喜んでいるのは自分じゃなかろうか?)と思っております。
長いリアス式海岸に沿って幾つかの集落が点在している美浜町。昔ながらの漁村風景になんとも癒されるのです。魚介類は当然旨いし。
もちろん、サバを通して知り合った人たちの温かさも特筆しておきます。いつもありがとうございます!!

三方五湖の1つ、日向湖。"湖"と書きますが海水です。

上の写真は、サバやしが大好きな日向(ひるが)の漁港付近。若狭湾とは日向運河でつながっており、かつては日向湖に面して舟小屋が立ち並んでいたとか。今も昔ながらの漁村の風情を残す一方で、漁港としては寒ブリ漁で有名なところです。

この日はアジの日干し風景が。漁村ののどかな昼下がり。
漁村には猫が似合いますね。挨拶すると路地に消えていきました。

三方五湖の絶景は
美浜観光のハイライト

また、美浜町の魅力は海だけではありません。
お隣の若狭町との間に広がる三方五湖は、若狭湾国定公園の一部で、国内有数の絶景スポット。
サバやしの一推しは「三方五湖レインボーライン」の山頂公園。駐車場からリフト・ケーブルカーでラクにたどり着けるのがいいし(中年に優しい)、展望台からの眺望は何度見ても飽きない美しさ。
「天空のテラス」やカフェのスイーツなど“映え”要素もありますよ~。

三方五湖とは?

福井県美浜町と若狭町にまたがる三方湖、水月湖、菅湖、久々子湖、日向湖の5つの湖の総称です。5つの湖は水質や水深が違い、すべて濃さの違う青色に見えることから「五色の湖」と呼ばれています。
全長11.2kmの県道三方五湖レインボーライン線からその違いがよく分かり、五湖と日本海のダイナミックな景観が楽しめます。
2005年11月にはラムサール条約湿地に登録され、2019年には持続的な漁業文化が日本農業遺産に認定されました。

若狭美浜観光協会Webサイト
レインボーラインからの眺望。正面は日向湖(手前)と若狭湾(奥)。

アウトドア派も満足の森遊び

さらに、美浜町の魅力は海、湖だけではありません。
若狭湾、三方五湖を望む町の南側は森林に囲まれているので、海の幸に加え、豊かな山の恵みも味わえるんですね。美浜町の山側では、トレッキングやサイクリング、渓流釣りなども楽しめます。
町内には最近人気のジビエを食べられる店もありますよ。

猟師もされている中村さんが運営する「あなぐらももんじ」。ジビエが人気です。
左上から「ももんじコロッケ」、「串焼き(鹿、猪)」、「鹿ロングフランク」、「しかくん(自家製鹿肉の燻製)」。他にもジビエメニューは豊富で、熊、鹿、猪のうち熊が一番人気だとか。鍋物は要予約です。

「へしこの町」で、へしこ三昧

さて、今年の美浜町が第8回目となる「鯖サミット」は、日本各地のサバを集めて楽しむイベントです。その開催地は、サバの産地もしくは、サバ郷土料理などが産業化した地域、いわゆる“サバ食文化”がある地域です。
若狭はなんといっても「鯖街道」の起点として、京の都へサバを運び続けた歴史がありますからね。もちろんこの美浜もバリバリのサバ食文化圏なのです。

なかでも、ぜっっったいに食べてもらいたいのが「へしこ」!
「へしこ」とは魚をぬか漬けにした保存食で、ここ美浜では特にサバのへしこが多く作られています。
(詳しくは「読みサバ【8尾目】「へしこ」とは?」をお読みください)
福井県の名物として知名度が上がっていますが、福井のなかでもここ美浜以西の若狭地方で江戸時代中期から伝承されている郷土食です。
美浜町は、2005年に「へしこの町」として商標登録。さらに2007年には農林水産省の「日本の郷土料理百選」にも選ばれています。

そんな「へしこ」を気軽に味える飲食店やお宿が町内にはたくさんあります。美浜へしこ組合のサイトの下の方に、町内でへしこが食べられるお店と生産者の地図がありました。

なかでも、日向湖畔にある「日向へしこ酵房 日の出屋」さんが運営する「へしこ茶屋」では、優しい美味しさの「へしこあんかけ粥」や「へしこ天むす」などをいただくことができますよ。(要予約)

へしこ茶屋の「へしこあんかけ粥」と「へしこ天むす」

日向へしこ酵房 日の出屋「へしこ茶屋」
不定休 ※事前予約が必要
営業時間 午前11時~午後2時
電話 0770-32-0361

小浜線で見つけた、福井県美浜町観光PRキャンペーンガール「へしこちゃん」の特別住民票

美浜町の観光キャラクター「へしこちゃん」。実は「2009年ゆるキャラアワード」でみうらじゅん氏により“日本一のゆるキャラ”に選ばれた実力者なのです!そして、それがきっかけで美浜町から「特別住民票」の発行を受けたとのこと。写真はたまたま乗った小浜線の窓上広告枠に見つけた「特別住民票」。

美浜町の観光・食の新たな拠点を
鯖サミットと一緒に楽しもう

「道の駅 若狭美浜 はまびより」

道の駅 若狭美浜 はまびより外観

2023年6月にオープンした、美浜町の新名所。
ここは道の駅なのにJR美浜駅の目の前という、公共交通利用の方も気軽に寄れる立地。
10月の「鯖サミット」会場からも徒歩圏内です。
美浜町自慢の海産物や野菜を使ったレストランやカフェのほか、なんと美浜の銘酒“早瀬浦”が呑める酒BARまである(駅隣接だからね!)、日本酒党のサバやしの夢を集めたような道の駅なんです。
(注:木曜定休です)

へしこパスタ

サバやしはここの「はまカフェ」の「へしこパスタ」がお気に入り。朝9時から開いてるので遅めの朝食をここでとる「朝へしこ」にハマってます。

51Bar URAGAWA 外観

道の駅の裏側にあるので「51Bar URAGAWA」。旅先の夜にこんな店があると嬉しいよね。

【アクセス情報】
美浜町へのアクセスは、このサイトがわかりやすいです。
北陸新幹線の敦賀延伸で、東京方面から便利になりました。
アクセス - 若狭美浜観光協会 (wakasa-mihama.jp)
また、「鯖サミット」当日はJR敦賀駅から会場へのシャトルバスなど交通手段を協議中です。
詳細が決まれば「鯖サミット」公式サイトのほか、このnoteでもお知らせします。


関連リンク

関連記事


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?