マガジンのカバー画像

短編小説「テレサとセーラ」

2
自筆の小説「テレサとセーラ」のまとめです。
運営しているクリエイター

#電子書籍

短編小説「テレサとセーラ」第1回

短編小説「テレサとセーラ」第1回

 喫茶店のドアを開き昔ながらのカランコロンという音を立てて入ると窓際の座席にはやはりあの女子高生2人組である。

「うぅん、セーラちゃん可愛いねぇ。放課後になっても可愛いって本当にすごいねぇ。あ!セーラちゃんこんな所にホクロがあるんだねぇ。セーラちゃんの知らない部分を知れて嬉しいよ。」
『まぁ色素死んでるだけだから。』
「そんなこと言うなよ。」

 確かにセーラちゃんと呼ばれている方は美人である。

もっとみる