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ナチスに負けずソ連にも屈しなかったユーゴの解体

お元気でZdravo svima kako ste? こんにちは!BiHの首都、サラエボからです。


3月1日は独立記念日

BIHの一部地域が祝日です。サラエボ市では市民団体がパレードをし、セレモニーを行うなど民族的には重要な日です。

昨年2022年には独立30周年でした。オールドタウンでは子ども達が"Carol of the Bells"を合唱しウクライナに心を寄せていました。

キャロル・オブ・ザ・ベル

"Carol of the Bells"はXmasのポピュラーソングですが、1914年にウクライナ人のM・レオントヴィッチがウクライナ民謡Shchedrykをベースに作りました。

独立記念日の街の様子

永遠の炎の上には大きな国旗が登場
市内のお店も軒並みお休み
「独立記念日3月1日おめでとう!」
街中のお店がポスターを貼っています
チトー通りもBiHの旗

ボスニア・ヘルツェゴビナ(BiH)という長い名前を持つ国だけあって、政治も複雑な共和制の連邦国家です。ボスニア・ヘルツェゴビナ連邦は、首都のサラエボを含む10県から成り立っていて、ボシュニク人とクロアチア人が主体。もう一つの構成体は、セルビア人系が多いスルプツカ共和国。ブルチコ行政区という中央政府直轄地域もあります。

1992年旧ユーゴから独立

ユーゴスラビア社会主義連邦共和国の構成連邦州であったボスニア・ヘルツェゴヴィナ社会主義共和国が1992年に国民投票を行い3月に独立を宣言しました。しかし、BiHの独立記念日はボスニア・ヘルツェゴビナ連邦のみで行われスルプツカ共和国ではお祝いしないので、本当の意味では国の祝日ではありません。独立国家としての歴史は1992年の独立宣言後わずか31年です。(中世王国を除く)

国旗は1998年に長野オリンピックへの参加にあわせて制定しました。
逆三角形はボスニアの国土、青と黄色はEU旗を意識しています。

独立とともに民族間の紛争が激化し対立をひきずる各民族間で国旗制定に至らず、長野オリンピックが迫る中、国旗と国歌を急ピッチで作ったとのことです。因みに、国歌はメロディーだけでいまだに歌詞は制定されていません。複数回にわたり新国家の歌詞の提案がなされましたが、民族対立を背景として制定には至っていません。

中央銀行前の国旗

お食事🍚情報

LibertAs

リベルタス

https://libertas.ba/

アドリア海の魚介料理を提供しています
パーティーや接待で利用される広いお店です。
お店の人たちは丁寧で、内装もモダン。
時期が合えば生ガキも注文できます
白身魚のスープ
明るいクロスがインテリアにマッチ
もちろんサラエボビール
サーモン
エビのスパゲティー
Korculan マカロニにチーズとキノコ
独特なトリュフの風味

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