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【シン・卯月絢華のシネマ馬鹿】Vol.18 死霊館のシスター:呪いの秘密

原題 The Nun II
見に行った場所 109シネマズHAT神戸
フォーマット 4DX字幕
個人的評価 ☆3.3(Filmarksでの個人的評価)
備考 PG12指定


イントロダクション

実話を元にしたオカルトホラー『死霊館』のスピンオフであり、とある修道院にまつわる呪いの元凶と言われる亡霊「シスター・ヴァラク」を題材にしたシリーズ第2弾。前作を見てなくても「エンフィールド事件のアイツ」と言えば話は通じるかもしれない。
修道院を蝕む怪奇現象はやがて呪いとなり、そしてフランスの街を呪っていく。
ちなみに『死霊館シリーズ』の日本における封切りは常にハロウィンシーズンで定着しているのだが、今作の封切りはよりによって13日の金曜日である。狙ったろ。(取材日は10月14日です)

あらすじ

ルーマニアの教会で発生した怪奇現象を解決して4年後。フランスの教会で神父が焼死するという怪奇現象が発生する。この怪奇現象に深く関わっているのではないかというのがルーマニアの事件で封印した亡霊・ヴァラクだった。
事態を重く見た枢機卿は、ルーマニアの事件を解決したシスター・アイリーンに対して「ヴァラクの封印」を依頼することになる。
相棒であるシスター・デブラとともにフランスへと向かったアイリーンだったが、そこで数々の怪奇現象を目の当たりにする。
やがて、アイリーンは謎を追ううちにある女学校へと辿り着く。そこでアイリーンはルーマニアでお世話になったモーリスと再会する。モーリスはあの事件の後、女学校で用務員として働いていた。
しかし、モーリスの様子がおかしい。彼はまるで悪魔に取り憑かれたように気を失ったり、様子が豹変したりしてしまう。
アイリーンは、モーリスの急変が女学校に伝わるとある怪奇現象と繋がっていることに気付く。そして、謎を解明していくうちにヴァラクと対峙するのだが……。

個人的な感想

正直死霊館シリーズにポリコレは持ち込んでほしくなかったのだがこれは時代の流れだろうか。
とはいえアイリーンとデブラのバディは初期のプリキュアを彷彿とさせる(?)名バディ。これは今後のシリーズ化にも期待したい。(ポストクレジットでも匂わせがあったので)
一方ホラー面となると4DXで見たのだがあまり怖くはなかった。やっぱり前作『悪魔のせいなら無罪』がR15+だったことを考えるとPG12は少々刺激が弱い。ただしゴキブリ注意。(序盤のシーンが伏線になっているとは思いもよらず……)

ネタバレ注意

※ここから先はネタバレを含みます
モーリスに取り憑いた悪魔がヴァラクだと気付いたアイリーンは、聖遺物である「聖ルチアの目」を探し出す。しかし、モーリスに聖ルチアの目を掲げると……ヴァラクが降臨してしまう。
流石にアイリーンも降参かと思われたが……女学校が元々ワイナリーとして使われていたことを逆手に取ってワインの樽を破壊する。赤ワインは「キリストの血」として信仰されている程であり、ヴァラクは赤ワインに触れてそのまま退散した。

元の人間に戻ったモーリスは、改めてアイリーンに別れを告げることになる。これで事件は解決したかに見えたが……ウォーレン夫妻の元に一通の電話がかかってくる。それは果たしてヴァラクの呪いなのか……?
To Be Continued…(またハロウィンに会いましょう)

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