今年はなんかすごい。

体を思い切り壊した。
風邪をこじらせたのか、呼吸するとへんな雑音。
そうこうするうちに呼吸が苦しくなってきて、夜があけるまで我慢できそうになかったので近くに住む妹にLINEで連絡をする。
私「息が苦しくてかなりかなりつらい。」送信。
すぐに救急車呼んでほしいと打ち込もうとしたら
妹「今は乾燥しているからね。マスクでもして眠ったほうがいいよ。」
…なんと、呑気な^^;
数日前に母を入院させるために私と妹がつきそって、私も体調が悪いと話したばかりなのに。母が入院して私も入院なんで洒落にもならないと話したばかりなのに。
私はブチギレし、「えらい息ができないのに!」と打ちなぐり、これで妹の助けも期待できないと観念して夜明けを待つ覚悟をしつつ、自分は大丈夫なのか自分に問いただした。
…あぁ家の中は愛猫と私だけ。

玄関を開ける音がして
「ねえさん?大丈夫なの?」妹の声。
なんとか救急車に乗ることができた。
横で「ネコは私が毎日世話するから!」
妹の声に安心したら気が遠くなった。

診断の結果は鬱血性心不全。
心臓が止まりかけたらしい。

入院は二週間。
やることもなかったし、ベッドから降りることもできず
おむつを付けたまま、考えた。つらつらと考えた。

やっぱり、母の同居生活、今のままでは無理があるってことなんだ。」
私は自営でデザイナーをしていて、父が逝き、母の一人暮らしになってしまったので、同居することに決め、実家を事務所を兼ねることにした。
それは予想外に大変で、母が巻き起こすアクシデントや、暇だから付き合えと世間話にひきとめられ、母が眠る夜中しか仕事にあてられなかった。
疲れがこびりつき、なんとかしなくてはと思ってた。
このあたりで生活を変えないと良いことは期待できない。
私にできることを考えた。

私が生まれ育った地域は、今でこそベッドタウンとして知られているが、
独特の風習、料理、方言があり、それを知る人は多くない。
ネイティブな環境で育った私は、風習は理解しているし、料理は褒められる程度に作れるし、方言は口をついて出てくる。
奥ゆかしく新しいものが大好きなネイティブな人々は、新しく越してきた相手に、静かに微笑み最近の話題のモノを取り寄せもてなす。
なので、この地域の風習も料理も方言も薄れて消えかかってる。

立ち上がってみようか?
懐かしい料理を食べながら方言や風習も楽しみながら知ることができるスペース。
カフェ?
デザイン事務所兼カフェ。
私と母が退院して、一段落して母と妹に話しをもちかけた。
肝心の資金があやしいので、クラウドファンディングにトライすることにする。場所は市役所で空き店舗を貸してくれるシステムがあるらしいので利用しようかと思う。
家族も懐かしい料理が楽しめるカフェは興味があると賛同してくれた。

早速、ロゴをデザインしてしまったw
WEBサイトも早々に立ち上げてしまったw

気ままにブラっと立ち寄れるカフェ。春紫苑。
クラウドファンディングサイトにエントリーし、半月後にはプロジェクトがスタートする。

なんか今年は、なにかを決心してものすごく変化する年のようだ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?