植物が暑さで弱り始めた時にすること
1.夏に注意していること
夏は暑いのが当たり前とは申せ、
ここ数年の気温は異常ですよね。
夜になってもあまり気温が下がらない
ムっとした状況が続きます。
しかも空気がよどんで感じる
無風状態は最悪です。
夏の暑さで気を付けていることは
以前にもお話ししておりますが、
蒸れ対策です。
その一環として、
風のない日には
暑さに弱い山野草などのスペースは
周囲に打ち水をしたり、
扇風機で間接的に風を送ったりしています。
空気が動くことは
植物にとって蒸れを防ぐのには
大切だと思っています。
2.暑さで弱った植物の対処法
暑さで植物が弱る原因
暑さで植物が弱る原因とは
何だろうかと考えてみました。
それは人間に置き換えると
「夏バテ」
ということではないでしょうか。
植物は日中に光合成を行い
(午前中の7〜9時頃がピーク)
夜は活動を休止しますが、
夜の気温が高い日が続くと
休止するはずの夜にも活動し
栄養分を消耗してしまいます。
そういった状態が数日間続くと
株はだんだんに弱っていきます。
夏であっても昼夜の温度差があるのが
望ましいということですね。
対処法①
*日が影ってから土に水やりを行う
日中暑くなった地温を下げて
根を休める効果があります。
これは
*植物が密集していないこと
*土が落ち葉などで汚れていないこと
*土が濡れていないこと
を確認してから行わないと
株が蒸れて逆効果になってしまうので
その点には注意しています。
特に土の濡れ具合は
表面だけ乾いているように見えても
土中はかなり湿っている。
また
表面は濡れているようで
実は乾いている。
といったことがあるので
手で感触を確かめてみるようにしています。
*蒸れ対策の動画
7月初旬の庭作業・蒸れ対策でスッキリ庭
をご覧いただければと思います。
日中、特に西陽が強い場所では、
最も強い時間帯に
直射日光が避けられるような
パラソルをかけたりすることで
植物の体力の温存を図ることができます。
鉢植えの場合は
日陰に移すこともそうですが、
二重鉢にするといった方法もあります。
日中の温度がなるべく上がらない工夫が
何より大切だと思います。
対処法②
*元気がない植物には葉裏に葉水を散布
植物に葉水を散布する際に
活力液を水に薄めて与えるのも
良い方法です。
植物は根から水分や養分を吸収しますが、
葉の表面からも吸収することができます。
根が弱っている時には、
即効性もあり植物の回復が早くなります。
早朝の涼しい時間に行うのが最適ですが
その後すぐに強い日差しに当たると
葉焼けを起こしたりすることがあるので
タイミングを測りながらの作業になります。
私が使用している活性液は
株式会社タクトさんの
「バイオゴールドバイタル」という商品ですが、
株式会社ハイポネックスジャパンさんの
「リキダス」や
株式会社フローラさんの
「HB-101」なども使用しています。
いずれも水に規定量を薄めて散布するというものです。
どちらも園芸店で手に入れることができる
活性液です。
見違えるほど元気になるので
試してみてはいかがでしょうか。
皆さんはどのような対処法をなさっていらっしゃいますか?
教えていただければ嬉しいです。
お便りや、コメントをお待ちしております。
些細なこと、気になることなど大歓迎です。
お気軽にお寄せくださいませ。
このラジオの字おこし写真版は
概要欄からご覧いただけます。
また、
来週はyouTube動画でも
散布の様子をご覧いただけるように
準備しております。
毎週火曜日の12時に更新しておりますので
お時間のある時に覗いていただけますと嬉しいです。
この暑さ、
熱帯夜で我が家でも
とうとうエアコンを入れました。
以前は「28度に設定してください。」と
報道されていた記憶があるのですが、
最近は
「25度以下に設定して
熱帯夜は付けっぱなしにしてください。」と
流れてきたので
本当にすごいことになっているんだなと
思いました。
気付かぬうちに熱中症になっていることも
あるそうですから気を付けましょうね。
本日も最後までお聞きいただきありがとうございます。
どうぞ、有意義な週末をお過ごしくださいませ。
cat rosesの庭より
パーソナリティーは
cat roseでした。