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植物の活性活力液は何を目安に使い分けていますか?



本日のお話について


皆さま、ご機嫌いかがでしょうか。
cat roseの庭へようこそ
この番組は私ことcat roseが
日々の庭作業で
感じたことや、体験したこと、
疑問に思ったことをお話する
ガーデニングラジオです。

本日は7月5日に放送した
植物が暑さで弱り始めた時にすること

で触れた植物活力活性液について
いつも情報をお寄せくださり、
私の憧れのガーデナーさんである
みほさんからコメントを頂戴しました。
その内容をテーマにさせて頂きます。

まずは頂戴したコメントを読ませていただきますね。

ローズさん、こんにちは❤️
活性液の使い分け、とっても気になります🤭
私もものすごーくざっくりなんですが、
雨上がりの葉裏や、泥はね落としには
抗菌も兼ねて木酢カラニンス🌶️、
ぐったり弱った植物にはリキダス
もしくは鉄でないと!を使っています😊

リキダス鉄がないと!の使い分け基準が
イマイチ曖昧で、
勘で「今日は鉄をくれって言ってる気がする」と
決めています😂

ローズさんはどんな基準で
使い分けなさっているのか、知りたいです🥰
いつも有益な情報、
ありがとうございます❤️


ということでした。
このみほさんの貴重なコメントについて
皆さんとご一緒に考えて行けたらと思います。

題して
植物の活性活力液は何を目安に使い分けていますか?
についてお話してまいります。

1.活性活力液って何?

まず植物に与える肥料活性活力液の違いを
確認しておきます。


①肥料とは

植物の成長に必要な三要素と言われる成分を
それぞれの用途に応じてバランスよく配合した
成長に欠かせない栄養分が
基準量で配合されているものです。

主な成分としては

*窒素N   葉や茎、花の成長に必要な成分。
         窒素は植物に欠かせない
                         葉緑素や、タンパク質を作り出します。

*リン酸P  花や結実に必要な成分。
         花を付けるためにはリン酸によって
         光合成を促し、
                         植物を活性化させることが必要です。

*カリウムK 植物を良好な状態に維持する成分。
         土中に含まれる水分や栄養分を
         バランスよく吸収でし、
                         量に調整するために必要な成分です。

市販の肥料で
N・P・Kと明記されているものは、
アルファベットの後に数字が書かれていると思います。
それぞれの要素の分量比率ですが、

例えば
*花を多く咲かせたい場合
 リン酸が多めのものを選ぶ。

*株の健康状態を優先する場合
 窒素とカリウムが多めのものを選ぶ。

肥料もその時々で使い分けをします。

②活力活性液とは

植物に必要な三要素の濃度が
肥料としての規定を満たさないもの。
もしくは、三要素以外の活性化成分が
配合されたもので、
植物の成長に欠かせないという
ものではありませんが、
与えることで、植物の活力を促すものです。

2.活力活性液は何を基準に使い分ける?

活力活性液は植物を元気にするために
液体を希釈して使用するものがほとんどですが、
化学系・有機系・天然系などがあります。

含まれる成分を詳しく見れば
肥料の三要素プラス
何が入っているかわかると思います。

どの活力活性液も
水に薄めて使用するものが一般的ですが、
それぞれの特徴や成分をよく読んで
どの成分が含まれているかを確認すれば
使い分けができると思います。

使い分けの例

みほさんのお使いになられている
活性剤の場合

①木酢+カラニンス
②リキダス
③鉄がないと!

の3種類ですね。

①木酢+カラニンス

私もみほさんに教えて頂き愛用しております。
唐辛子・ニンニクを純米酢に漬けたもので
作って1ヶ月ほどおいて
散布する時に木酢を加えて
500〜1000倍に水で薄めて散布します。

これは植物が元気を取り戻すのに加えて、
虫も匂いが嫌いなのか退散してくれます。
また殺菌効果も期待できますから、
みほさんのように
雨上がりなどにはとても有効ですね。

とても万能なので
私も重宝して使っています。

カラニンス 2024.07
カラニンス 2024.07

②リキダス

活力活性液の中でも
成分のバランスがよく、
即効性もあるので
植物が生き生きと成長するようになります。

③鉄がないと!

名前にも歌っているので、
鉄の大切さがよくわかりますよね。
鉄を含んだものには

④メネデール

という
挿し穂を付けて挿木にするとにき使用される
ものがあります。

メネデールを加えて発根を促す (イメージ)

双方とも
二価鉄をイオンの状態で含んでいるので
細根から吸収されやすく、
植物中の水分や栄養分の吸収を助ける
作用があります。


*早く水分を吸収させたい場合

二価鉄イオンを多く含む活性活力剤を使用するのが
有効だと思います。

*色が褪せたり黄色になりかけた葉を元気にしたい場合

即効性の高いリキダスが有効だと思います。


3.私の活力活性液の使い分け方

おおよその使い分け方ですが、

⑤バイオゴールドバイタル

散布植物:山野草・多年草

植物に優しい天然成分が配合されており、
あまり肥料を好まない山野草にも使えます。
多年草は休眠期があるものが多いので、
光合成を行う時期には葉裏に散布します。

⑥リキダス

散布植物:薔薇・雑木・一年草

植物の力を引き出す効果が高く、
薔薇などは葉色が悪くなった時に葉裏にしっかりと散布すると
翌日にはシャキッとします。
雑木にも同じ散布法です。
一年草は花数も多く繰り返し咲くので
肥料や水分をしっかりと吸収する力を付けることができます。
即効性が高く効果も高い活力活性剤です。


⑦HB-101

⑧バイオゴールドV -RNA

散布植物:ダメージを受けている植物

天然成分で植物に優しく
免疫力を活性化します。
ダメージが強いものは
アタックが優しい活力活性剤を選んでいます。

私が今までに使用した植物は
レンゲショウマ・原種ヘレボルス
掘り上げた多年草の小さな株などです。

園芸種であれば、少し回復してきたら
即効性の高いリキダスに切り替えても
いいのかなと思います。


皆さんの対処法も教えていただければ嬉しいです。

今日は先立って
みほさんのコメントをテーマにして
お話をしてみました。

みほさん、いつもここだよね
というところにコメントを
くださって本当に感謝しております。

ありがとうございます。

皆様からのお便りや、コメントを
お待ちしております。
些細なこと、気になることなど大歓迎です。
お気軽にお寄せくださいませ。

また、週ごとの庭作業の記録を
youTube動画で
毎週火曜日の12時より
更新しております。

お時間のある時に覗いていただけますと
嬉しいです。


今日はお天気荒れ模様のようですね。
庭の植物たちはなんとなく
息を吹き返したように見えます。

最後までお聞きいただきありがとうございます。

どうぞ、有意義な週末、三連休ですかね。
皆様どこかお出かけなさるのかしら
素敵な時間が訪れますように💖

cat rosesの庭より
パーソナリティーは
cat roseでした。

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