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Cat rosesの庭より【ガーデニング・園芸歳時記】

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庭に咲く季節の花と歳時記を綴る声のマガジンです。 育てた花が今までと違う側面を見せてくれるかもしれません。 更新は不定期ですが、 お花好きの皆様にお時間のある時に覗いていただけれ…
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記事一覧

猛暑の庭では頑張らないことが大切🥵と烏瓜(カラスウリ)の花

1.暑さが厳しい夏日本には美しい四季があり、 季節ごとの風情を楽しむのが 得意な民族でありました。 しかし いつの間にやら 季節の定義と実際のそれが 曖昧になり、 春や秋の 爽やかな時期は短くなったように感じます。 そして夏に至っては、 茹だるような湿度と暑さが続き 線状降水帯という言葉が よく聞かれるようになりました。 夏に大雨はつきものですが、 夕立など ざっと降っては晴れ渡る そんなイメージだったのですが、 変わりつつある気候形態。 植物たちにも 私たちに

7月の園芸店はここをチェックと沙羅の木

1.梅雨が明けるといつの間にやら梅雨は明けていて なんだか狐に摘まれているかのようですね。 梅雨で雨が続くのも 植物にとっては 試練の季節ですが、 明けても湿度は高いままなので 日差しの強さも加わって 葉焼けを起こしてしまったり、 急にぐったりしたりといったことが ありますね。 コツコツと作業をしているので、 今の時期はほぼ植え付けなどの作業は 終わりましたが、 毎日の水撒きと植物の状態チェックは欠かせません。 庭を見回していると 次の季節の事が頭を巡ります。 気の

梅雨時はリーフ使いで明るさUPと夾竹桃(きょうちくとう)

1.梅雨の庭梅雨時は雨が続くので 庭の明るさが失われがちですね。 ジメジメして湿度も高くなりますから 不快指数も上がってしまします。 そんな時でも 眺めて楽しめるような庭にするには どんな工夫が必要か考えてみました。 2.梅雨時も楽しめる庭作り梅雨時の庭を意識した 庭作業を3つ行いました。 ①明るめのリーフを花壇に加える  雨の日や、曇りの日は  どうしても、庭の明るさが落ちるので  深い緑色のリーフよりも  少し明るめのものを花壇に加えてみました。  葉形も楽し

夏の寄せ植えは鉢選びが大切と睡蓮

1.夏の寄せ植え 真夏の暑さを考えると 少しでも作業を軽減したくなります。 花壇では 花柄摘みが少なくて済む植物を選んだり、 見た目にも涼やかで 手間のかからないリーフを使ったり、 はたまた、 乾燥に強い花を選んだり、 知恵を絞って試行錯誤です。 寄せ植えは華やかで 一つで飾っても 花壇の中においても 高さを出して空間を演出するのにも 便利ですが、 夏場は水やりが・・・ という方は多いのではないでしょうか。 夏の寄せ植え、皆さんはどうなさって いらっしゃいますか

100均ショップの小さな鳥籠でハンギングと燕子花(カキツバタ)

1.侮れない100均ショップ 最近の100均ショップは ありとあらゆるものを取り扱っているので 店内を見てまわりながら 本来の使い方とは違った目的で 利用される達人さんも たくさんいらっしゃると思います。 アイディア次第で 思いがけないほど便利に使える 100均ショップ。 皆さんはどんな活用方法を なさっていらっしゃいますか。 2. 100均ショップアイティムでハンギング作り 今回は以前、100均ショップで購入した アイアンのインテリアの鳥籠で ハンギングバスケットを

雨が似合うリーフバスケット作りと柚の花

1.見た目も涼やかなベビーティアーズ①ベビーティアーズってどんな植物?  皆さんは、ベビーティアーズという植物を  ご存知でしょうか?  イラクサ科イラクサ属の多年草で、  原産国はフランス・イタリアです。    ソレイロリア ソレイロリーというのが  正式名称です。  なんだか舌を噛みそうなお名前ですね。  小さな丸い葉が密にこんもり茂ります。  その一つ一つを見ると  ベビーティアーズ=天使の涙  のようだということで  この可愛らしい名前が付けられたそうです。

夏越しする株と管理方法

本日のお話は皆さま、ご機嫌いかがでしょうか。 「Cat roseの庭へ」ようこそ この番組は私ことcat roseが 日々の庭作業の中で 感じたことや、体験したことを 徒然とお話しする ガーデニングラジオです。 毎週水曜日と金曜日の  お昼の12時から放送を開始しております。 お昼の休憩時間、お食事を召し上がりながら ガーデニングをなさりながら、 そしてお車でラジオがわりに お聴きいただければ幸いです。 voicy版でお聴きの皆様は 倍速調整が可能です。 1.2倍速

フェンスに這わせたクレマチス効果と蕗

1.フェンスにクレマチスを這わす 以前スノコでフェンスを作ったという お話をさせていただいたのですが 当初の目的は目隠しでした。 庭の中が丸見えだったからというよりも 庭から向かいの青いトタンが見えるのが 美観を損ねると思ったからです。 フェンスの取り付けは 庭の日照条件等と 予算を考えて 軽いスノコに補強をして防腐剤を塗った スノコフェンスをDIYで設置しました。 隙間から青いトタンは見えますが、 以前ほど気にならなくなりました。 そして少しずつフェンスを伸ばしつ

養生した植物を諦めるタイミングと朴の花

1.瀕死の状態の植物・夏越し冬越し植物 月曜日と昨日の夕方からは雨で 強い振りでした。 気温は20度前後でしたが、 横殴りの雨のせいでしょうか。 月曜日は肌寒く感じました。 強い雨が降ると庭の花たちが 痛みますね。 元気を取り戻すものが ほとんどですが、 今回は綺麗に咲いていたゼラニウムの花が 横に倒れてしまいました。 ある程度切って手入れをしておきました。 この季節は 花も多い分、作業も多くなりますね。 今日は養生していた植物が 芽を出さなかったり、 成長しな

今しておく夏の暑さ対策と芍薬の花

ゴールデンウイークは如何でしたか? ゴールデンウイークも終わってしまいましたが 皆さんは何をなさって過ごされたのでしょうか。 私は南会津にある 「シラネアオイ園」さんと、 千葉市の 「富田さとにわ耕園」さんに 行ってまいりました。 南会津は、空気がとても澄んでいて リフレッシュできました。 千葉市の耕園は ネモフィラとポピーが綺麗に咲いていました。 人も少なく入園料もかからないので 散歩にいいな〜と思いました。 楽しみ方も色々あるものですね。 また機会をみてお話

初夏の庭で毎年育てている花20種

初夏の庭作業で必ず行うこと 春には土が見えていた庭も 植物が育ってきた初夏の庭は すっかり緑に覆われています。 昨日は成長した植物の下葉を少し 取り除いたり、 落ち葉などを拾って なるべく土の表面に 風が通りようにしました。 この作業は 我が家の庭で健全に植物を育てるには 大切な作業になります。 半分終わったのであと半分 連休明けまでには進めておきたいと思います。 初夏の庭、少し前に比べると たくさんの花が咲き出しました。 春を楽しませてくれたビオラたちは 気に入っ

オージープランツの寄植えと林檎の花

単鉢で育てたオージープランツを寄植えにする 今年もおそらく暑い夏になると 気象庁でも予報を出しています。 2月時点の予報では この夏は昨年よりも 1.76度の気温上昇ということで 恐ろしいですね。 昨年は花の蕾が 焦げたようになったりしましたが、 今年は人間も 黒焦げになってしまいそうです。 命をかけて外に出るみたいな 感じになってくるのかな〜 前回の放送で 軒部分に遮光シートをかけて 山野草を移動したお話をしました。 今回は オーストラリアプランツと呼ばれている

早めの暑さ対策 遮光シートと山吹の花

ここ数日は初夏の日差し つい先日まで 朝夕の寒さを気にしていたのに 気が付けば 庭は初夏の日差しに包まれています。 昨年は夏咲きの山野草 レンゲショウマの花芽が全て 焼けこげたようになり、 トリカブトの葉は散り散りになり 日差しと熱波で かなりのダメージを受けました。 今年は花壇の土増しをして 植物の強さも引き出していきたいと 思っているので 山野草の吹き出した芽を見つけては 夏咲きのものは 鉢に上げ、 かなりの数を掘り上げました。 しばらくは午前中は 日に当たる場

見つけたら育てたくなる山野草と行く春

園芸店で見つけたら育てたくなる山野草 お天気がコロコロと変わる春の日。 晩春の季節は、毎年雨が多いですね。 そんな中で 我が家の庭では 春の山野草たちが咲き始めました。 園芸品種とは違い 華やかさこそありませんが 粗相として潔く 可憐でありながら 凛とした強さを感じます。 そんな山野草についてのお話です。 山野草ってどんな植物 山野草というと 育てるのが難しそうという 印象がありますが、 実はそうでもありません。 山野草は、山間部や里山に自生する植物なので 自