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子どもの成長を感じたひととき

シンガポールのセントーサ島シロソビーチの近くにあるシロソ砦に行ってきました。元々は1880年代にイギリスが石炭などを守るために築いた砦で、日本軍がシンガポールに侵攻した際にも海上からの上陸を防ぐためにイギリスを中心とした連合軍によって使われたそうです。実際は日本はジョホールバル の方から南下してやってきたので、砦自体は激戦地にはなっていない様でした。ただ、日本が占領したのちの3年間は日本軍の捕虜収容などにも使われたんだそうです。

そんな日本とも歴史の深いシロソ砦は、巨大な戦争博物館となっており、当時の弾薬庫や地下壕が活かされる形で展示がなされていました。

そして、山下中将軍司令官が降伏を迫ったシーンは蝋人形で作られ、イギリス側のパーシバル司令官らとテーブルを囲む様子が、再現されていました。日本統治下の様子も当時の資料も沢山展示されていて、かなり見応えのある博物館です。しかも現在は無料です。

そんな展示を見ている時に、突然下の娘が、山下中将の蝋人形を指して、この人が、(降伏するかどうかはっきりしないパーシバルへ)イエスかノーかを迫ったんだよね?と言ったんです。
えー!?
何でそんなことを知っているのかと耳を疑いましたが、どうも学校の先生からシンガポールの歴史の話を聞いたのを覚えていたんだとか。

学校の勉強はあまり好きではない様なのですが、きちんと興味のあることは聞いてるんだなぁと思いました。思い出すと、伝記の漫画などもよく読んでいるので、歴史に関することから、深く掘り下げてみるという経験をもっとしてもらえればと思いました。

博物館を出ると、こんな平和な世界が広がっていました。

平和を噛み締める。

戦争がまさに今起きているこの瞬間に、改めて戦争を考える時間を家族と持てたことは、とても貴重な体験でした。

2020年、オンラインで沢山の方にお会いし、たくさんの価値観に触れ、自分の中の考え方が揺れ動いていることに気づきました。この瞬間に、感じたことを言葉で表現してしてみる事にしました。 子育ての事、教育こと、人に関すること、外国人の上司と働くと言うこと。つれづれなるままに。