念願のリーディングスキルテストを受験した(日本語のテストです)
RST(教育のための科学研究所)
この記事を書いてから、随分時が開いてしまった。この度ようやくリーディングスキルテストを受けました。
率直な感想から言うと、非常に面白かった。試験は6?5?分野に分けられていて、全て「読解力」を求められる。
・修飾語の多い文章の主語と述語を見つける
・能動態⇔受動態の言い換え
・助詞の言い換えの整合性の判断
・言葉の辞書的意味を正しく使った文章を選ぶ
・文章で表されている図・グラフを選ぶ
・数学的文章を数学的言語に置き換える などなど
テストの内容
新聞記事の抜粋などもあり、実際に使われている日本語を対象にしていたのも良かった。
このテスト受けて、「いかにぼんやりと文章を読んでいるか」を感じざるを得なかった。
例えば、「台風の被害は、54カ所(23市町村)で・・・・・」などの文章があったとき、場所の数と市町村の数の関係性を思い描かずに、読み飛ばしている。
ひとつひとつの情報を関連づけながら、時には図式化しながら読んでいないことに気が付いた。
その状態で、いざ四択で問われると、「ちょっと待てよ・・・」ともう一度整理しながら読み直す。
この分類の問題も難しかった。
言葉の意味・定義を知ったうえで、知識として理解する必要がある。
「既存の知識と新しく得られた知識から、論理的に判断する。」(HPより抜粋)
このテストが考え抜かれた上で「純粋な読解力」を測ることを目指して作られていることに納得がいく。
なので、入試や採用試験の一環として、取り入れようという流れに同調する。
読解力との付き合い方
自分に読解力があるのかどうかを考えたことがなかった。ましてや、それを判断する基準を持ち合わせていなかった。
前回も書いているが、「小中学校の国語の点数が良い≠読解力がある」である。
何故、読解力が必要なのかと聞かれたらなんと答えるだろう。
・よりよく生きるため(カッコつけすぎ)
・情報を精査するため(誰かがやってくれるでしょ)
・自分の考えの軸を形成するため(むしろ思考力じゃない?)
・国語だけでなく、テストで良い点数を取るため(これはダサい)
・インプットを効率よく行うため
何を言っても、突っ込まれそう。つまり、悔しいけど私の中で答えが出ていない。
専門学生が授業についていけず悩んでいる。実習先からの書類の意味が分からない。実習記録簿が書けずに困っている。
同僚が仕事の効率が悪いと嘆いている。上司への報告に時間が掛かる。仕事が分からないけど、どのように聞けばいいのか分からない。いつも話が長くなる。職場のみんなが知っていることを自分だけが知らなかった。
これらの事象が「読解力の向上」によって、多少は解決するのではないかと私は信じたくなる。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
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