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だからは私は、ひじき煮を作る。

ひじき煮。地味に作るのが面倒。

ひじき、人参、こんにゃく、高野豆腐、ときどき、椎茸。
私のひじき煮の、最近のレギュラーメンバー。

実家のひじき煮は、高野豆腐ではなく、ちくわと豆腐。一人暮らしをして、大豆や揚げも試してみたけど、高野豆腐が一番しっくりきたので、最近は高野豆腐。

栄養たっぷりで、甘じょっぱい、美味しい副菜。でも地味に作業が多い。

人参椎茸千切りしつつ、こんにゃくの下茹で、ひじと高野豆腐を戻して、こんにゃくを千切り、高野豆腐を手でちぎり、千切り野菜を炒め、残りの具材を入れて、味つけて煮詰める。

20分くらいかかってしまう。洗い物も多い。でも、美味しい。手が止まらなくなってしまうほどに。

私て料理好きなのかな?と最近思うことが多い。社会人になってから、ほぼ毎日料理して、休みの日も作り置きして。2年前に始めたインスタには、毎日のごはんがずらーっと載っている。料理関係の資格も取った。

ただ、料理はどうやら好きもあるけども、自己肯定感を高めるための手段の一つでもあるようで、さらにストレス解消の手段でもあるようだということに、最近気がつきました。

美味しいものが食べたくて、作る料理。

自分が嫌いになったときに、作る料理。

イライラしたときに、作る料理。

今回のひじき煮は、2番目寄り。1日なにもできなかったな、自分だめだめだな、なんて負のループに、片足つっこみかけたので、とりあえず腐りかけの椎茸を救出するために、作りました。

私はだめだめな人間かもしれない、けど、今日、椎茸救ったぞ。
それだけのために、私は今日、ひじき煮を作りました。

もちろん美味しいひじき煮が作りたくて、作る日もある。でも今日のひじき煮は、自分ために、自分の心を守るために、作りました。

あなたにとって、料理とはなんですか?

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