プランナーの僕がnoteを始めた理由

小さな広告制作会社でプランナーと名乗り始めてもうすぐ10年。良い意味でも悪い意味でも少しづつこの肩書きにも慣れてきた。プランナーというのはなんともわかりにくい職種である。自分1人ではチラシ1枚デザインできないし、WEBサイトも作れない。「広告プランナー とは」で検索してみると以下のようなものらしい。

広告プランナー の仕事内容
商品やサービスを最も効果的に売るための広告プランを考える仕事。 消費者の動向を探るマーケティングリサーチやコミュニケーションプランの立案、ブランド管理といった、広告に直接関わる仕事の他、時には商品開発部門と連携して新商品を世に送り出すための総合プランニングも行います。

それっぽいことが書かれているが、要はクライアントの話を聞いてその要望に応えるというのを年中繰り返している。制作会社に勤めているのでクライアントは様々だ。メーカー、学校、行政、流通などお客様の利益の最大化のために日々働き少しばかりのお金をいただいている。

ここ2年くらい、広告業界の末端構成員の僕でも、この業界の業みたいなものを考えるようになった。これについて深掘りするつもりはないが、簡単に言えば自分がやっていることが必ずしも世の中の役に立っていないのでは?と考えるようになったのだ。日々クライアントのために、そして自分のために働いているが、社会に貢献している実感が限りなく薄い。そんな中、昨今のコロナウィルスの影響で在宅勤務になり、考える時間が増えた。さまざまな業界のコロナウィルスに対する取り組みを見ている中で、一つの結論にたどり着いた。(すでに多くの人が行っていることではあるが)

コロナが企業の社会的貢献への参画を加速する

コロナウィルスが蔓延し、多くの企業が事業を満足に行えない状況下で、それぞれの強みを生かし社会貢献活動に取り組んでいる。また、コロナウィルスはその直接的な影響だけでなく、気候変動や食品ロスなど、さまざま問題を表面化させており、それらについて多くの人が改めて考えるキッカケとなった。

【ロンドン時事】新型コロナウイルスの感染拡大で経済活動が停滞する中、今年の世界の温室効果ガス排出量が過去最大の減少を記録する見込みという。英国に拠点を置く気候変動分析サイト「カーボン・ブリーフ」によると、2020年は前年比5.5%減少する見通しで、年間減少率としては大恐慌や第2次世界大戦などを上回る過去最大となる。

これらはここ数年、政府主導で推し進めているSDGsの取り組みにも当てはまる。

持続可能な開発目標(SDGs)とは
2001年に策定されたミレニアム開発目標(MDGs)の後継として,2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」にて記載された2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標です。

最近では行政の案件などでは必ずと言ってもいほど、SDGsについて絡めた企画を求められる。この SDGsの取り組みと重なりあう形で、今後多くの企業が社会貢献への参画を加速化させて行くだろう。そんな中で僕もなにか貢献できればと考えている。

この領域であれば広告業界の業に悩まされずとも、10年で培ってきた(はず)のプランニング能力を活かせられるのでないか。要は己のプランナーという立場を生かして、クライアントと一緒に社会貢献について考えていきたい。

しかし僕も気候変動やSDGsについてはまだまだ勉強が足りない。そこでこのnoteで世の中の取り組みをまとめながら、自分なりに知見を深めて行きたいと思っている。目標は365日、毎日更新だ。

今日の1曲
聞けば聴くほど味のあるアルバム。




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