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どうなる?プロンプトエンジニアの未来③【Podcast 文字起こし】

※この文章は2022年11月に収録されたPodcastの書き起こしです。
古川:株式会社デジタルレシピCTO兼Catchy開発者
柴田:Catchyプロンプトエンジニア

AIは今後の社会にどう馴染むか?


古川:前提としてAIがどういった部分で社会に馴染んでくるか?っていうところで自分がよく言っているのは、失敗とかミスがどれくらい許容されるのかっていう話に依存すると思ってます。
たとえばなにかキャッチコピーを作るとか、企画のアイデアを出すみたいなものってそもそもブレスト、つまりアイディアを発散させるものなので、間違いみたいな概念がないじゃないですか。むしろ突拍子もないものが入ってきた方が、発想の幅が広がってポジティブ。
なんだけれども、たとえばですけど自動運転とかあとはレントゲン写真から病気を発見するAIみたいなものって失敗が許されない。
そうなったときに、ミスの許容度ってどうなんだろうっていうのを考えています。
たとえば会員登録やログインをするときにメールアドレスとパスワードを入れますけど、パスワードが誰でも見れる状態とかになってたら致命的にまずいわけじゃないですか。
なので、そのミスの許容度っていう観点から実用的な意味でプログラミングがAIに置き換わるかっていうと自分は実装の観点から難しいと思ってます。
一方で、セキュリティ検出やバグ検出、あとはより良いコードの書き方、たとえば「こことここちょっと処理重複してるからまとめたら」とかそういうアシスタントみたいに、まるで横にメンターがいてその人がアドバイスをしてくるみたいな世界観であればフィットしてくるのかなっていうふうには思ってますね。

柴田:なるほどなるほど。一緒に作っていく的なってことですよね。

事例から考察・AIと共創するためのキーポイント

古川:チームでやっている場合だと、ちょっとプログラミングの話になりますけど、ペアプログラミングとか言ったりするんですけど。
要は片方がある程度実装方針を示しつつ、もう1人が実際に手を動かす。
客観的に見てる人がいることによって、コードを書く人もより効率的なコードやよりわかりやすい見通しの良い行動ができるようになりますよねっていうような手法があったりするんですけど、それを疑似的にAIを使うことによって、1人で開発していても誰かにサポートしてもらってるような状態で仕事ができるようなイメージになるのかなと思いますね。

柴田:なるほど。実際にGitHubのCopilotってやつがあると思うんですけど、あれも今そんな感じで動いてるんですか?

古川:ですね。ちょっとしか触ったことないんですけど・・・。
あれについて自分がやっぱ一番すごいなと思ったのは、プログラミング用語を含めて一言で言うと、関数名を書くだけで中身の処理が予測できちゃうっていうのがすごい。
これをもう少しかみ砕くと、たとえば半角の12っていう数字をなにか箱に入れたら、10秒ごとに出すときにその中に大文字にしててねみたいな関数ってまさに物を箱に入れるみたいなイメージでいいんですけど。
そのときにたとえば変換、大文字半角から大文字に変換してみたいなその関数名、その箱に名前を付けるんですけど、その箱の名前から中身で何をするべきかっていうのを勝手にコード書いてくれるっていうのが結構サンプルとしても有名なものであるんですけど、それはかなり有用というか、要は頭の中にエンジニアの場合はもう処理があるんですよ
現状だとそれを動かすために物理的に手を動かして打ち込むっていう作業が発生してるので、それがなくなるっていう意味では間違いなく有用だと思いますね。



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