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俺をモブキャラと呼ぶな

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モブキャラのジムとチェイスが 異世界で暴れる。
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俺をモブキャラと呼ぶな・第七話(ようこそ・Dead.city)

俺をモブキャラと呼ぶな・第七話(ようこそ・Dead.city)

ジムとチェイスは聞くのをやめた。
真顔になるバロンは
「さぁ、どれにする?あと言っておくが、君と相性の良い武器を買いなさい」

床に置いてる武器を慎重に選ぶが、結局、1番安い武器を選ぶハメになる。
鉄パイプと釘バットを購入する
2つ合わせて500ジル、ぼったくりじゃないかと
思いながらも、ジムは電子機器を手に持ってバロンが持つスキャナーに通す。

「毎度あり、あと初回特典のプレゼント、持って行きな

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俺をモブキャラと呼ぶな・第6話・謎の行商人

俺をモブキャラと呼ぶな・第6話・謎の行商人

ジムとチェイスは無言のまま屋上から降り、ドアを開け中へ入る。廊下を歩いて4階から3階へ降りていく。

さっきいた囚人もそうだが、俺達を捕まえようとした隊員達も姿を消えていた。
あれだけ躍起になっていたはずなのに、一体どこへ
いったんだ?

2階へ降りようとした時、部屋を出てくるライアンとブリンダ「ジム、こっちに来い」
チェイスは無理矢理、腕を引っ張り近くの開いていた部屋に隠れる。ドアの隙間から覗き

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俺をモブキャラと呼ぶな・第五話(ワープゲート)

俺をモブキャラと呼ぶな・第五話(ワープゲート)

黃髪はカイの話を黙って聞いていたが
「青髪、コイツは嘘をつけない性格だから言ってることは本当だと思うが?」
襟元を離すと「そうだなぁ、その話が本当ならなぁ、まだ俺は信じてはないが」

「青髪、大変だぁ」「どうした。赤髪」
耳元でヒソヒソと話す赤髪、その話を聞いていた
青髪の表情が変わると舌打ちをして、

「おいお前ら、帰るぞ」

指をパチンと鳴らすと、大きな黒い穴が現れる。
ジムとチェイスが驚く

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俺をモブキャラと呼ぶな第四話・刑務所でBATTLE

俺をモブキャラと呼ぶな第四話・刑務所でBATTLE

「なるほど、さっき動いていた赤い点滅はこれだったのか。」

小型の機器が現在地を示す、チェイスが原型を留めない肉の塊を見て、梯子に視線を移す。

「ジム、あの巨大なワニをどうやって倒したんだ。」ズボンのポケットから取り出すと、チェイスとカイに見せる。

「手榴弾だよ。1番威力の低いやつだけどなぁ、そんなことより早く行くぞ」

梯子の元へ歩くと、ゆっくりと登りだすジム「おい、何ボケっとしてんだよ、早

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俺をモブキャラと呼ぶな・第三話・刑務所へ続く道

俺をモブキャラと呼ぶな・第三話・刑務所へ続く道

数分間、空を飛んでいたBANはゆっくりと
地面に着陸、翼とジェットエンジンを収納すると
再びBANは走行を始める。

「おい、さっきのはなんだ 「いつから空を飛べるように改造したんだ、答えろ」ジムは運転しながら、チェイスとカイの質問に答える「改造は一ヶ月前だよ、かなり無理したけどなぁ」「無理したっていくら金かけたんだよ。」言いたくない顔をするジム、その顔を見て察する
かなりの金額を注ぎ込んだのだろ

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俺をモブキャラと呼ぶな第二話(決断と旅立ち)

俺をモブキャラと呼ぶな第二話(決断と旅立ち)

ジムはカイに詰め寄ると、「カイ、その機器を俺に譲ってくれ。」

その言葉に、カイは機器をポケットに戻すと、
ぶっきらぼうに「それは出来ない。ただ一つ聞いてもいいか?」

ジムは頷くと、「どうして、この機器が欲しいだ?」とカイは訊くと、ジムは真剣な態度で何度もカイに 
プレゼンテーションするが、駄目の一点張りにジムは

「俺はラッキーシティで小さな道具屋を営んでいたが、ある日俺は思った、このまま退屈

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俺をモブキャラと呼ぶな・第一話(ラッキーシティ)

俺をモブキャラと呼ぶな・第一話(ラッキーシティ)

有名オンラインゲームの街、ラッキーシティに住む
モブキャラのジムは小さな道具屋を営むが、同じ毎日に退屈していた。

そんなある日、同じモブキャラで幼馴染の警察官の
チェイスが目の色を変えて、店に入ってくる。
「ジム、いい話を聞いたぞ。」
カウンターに前のめりになりながら言うが

「おいチェイス、ドアを開けたら閉めろ。」
「へいへい、わかりましたよ。」
嫌嫌開いたドアを閉めると、カウンターの近くの椅

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