見出し画像

友人が、仲間と起業しようとしている話


四半世紀付き合いがある友人がいる。

その友人が最近、起業するため退職する仕事仲間に誘われて一緒に会社を辞め、その準備に携わっている。

喜ばしいことなんですが、なんとなく不安が拭えない。人がやることなんで、口出しなどせず遠くからそっと応援するのが粋だよなと思いつつ、どうしても気になってしまう。

友人たちは起業して服屋をやるらしく、オンラインショップもやるつもりだと言っている。

「ああ、デジタルに詳しいメンバーがいるんだ、よかったなぁ。」と思っていたら、友人(全くのパソコン音痴)が「パソコン持ってないけど、パソコンの勉強がしたい」と言い出して、紙に書いたキーボードでキータッチの練習でもするのかと思っていたら「Excelを覚えたい」というので、「無理」と却下しておいた。

数日後、友人が「甥が使っていた10年前のパソコンが使えるかどうか見てほしい」とものすごく重たそうなごっついノートパソコンを持ってきた。立ち上げてみるとかろうじてWin7であった。「練習用にするの?」と聞くと、起業する店用だという。

え。

「もうマイクロソフトのサポート切れてるから、顧客情報とか扱うのには危ないかなぁ…」と答えると、友人は「やっぱ、買わないとダメか」と言う。

うっ、うん、買ったほうがいいと思います。

今時、Amazonなどでそこそこ良いパソコンも安いので見てみたら?というと、起業主さんにも言っておくという。

それにしても、苦手なパソコンまわりのことを友人がやってるのは起業主さんの信頼が相当厚いのかなと聞くと「あっ、なんか私がデジタル系の担当っぽいみたい?」と言う。

え。

「起業メンバー3人ともパソコン苦手で」

えええ。えーと、オンラインショップやりたいって…?

「あっ、それはやっぱ無理って却下になった」

はああ。

「〇〇さん(私のこと)パソコン得意だから、また相談に乗ってね!」

むしろ心配で黙っているのが大変です…

それにしても、この春ぐらいから急に起業の話が出て店を借りたり会社の登録をしたりしているらしくずいぶん慌ただしいのでなんだろうと思ったら、起業主さん、「2020年に会社を始めると大成功する」って占いで言われたらしい。


神様、友人たちの事業が無事に軌道に乗りますよう、お力添えくださいませ。私もウザがられない程度にお手伝いしたいと思います…

気に入っていただけましたら、サポートしてくださるとうれしいです。老境に入った保護猫さちサムの医療費の助けになります。