DQ11 舞台はいよいよ天空の島へ
ネタバレありにつき、未プレイの方はご注意ください。
あんなことがあったにも関わらず、すぐに街を出なければいけないセーニャ。悲しみに浸るよりも体を動かした方がいいというのは物語の世界でも同じなのかもしれません。
■優秀すぎるラムダの民
旅立つ前にラムダの人々に挨拶しました。
両親を亡くした男の子と、彼の面倒を見ながら一緒に暮しているおばあさん。その二人との会話は身にしみました。
僕の家族は・・・もう誰もいません。
今は同じように生き残った里の人がぼくの世話をしてくれています。
死んだ家族を忘れることはできませんが、今は新しい家族のことをおばあちゃんってちゃんと呼べるようになりたいです。
君こそが勇者の生まれ変わりだ。
魔王の誕生以来多くの命が失われました・・・。
明日生きていられるのかどうか、平和な日が来るのかどうかもわかりません。
それでも生き残った命がある限り、明日を考えることができます。
私たちは生き抜いてみせますとも。
おばあさん、この子と一緒に長生きしてください。
セーニャの髪の変化に気づいたお姉さんとの会話も良かった。
お姉さん
あら？セーニャったらずいぶんバッサリと髪を切ってしまったのね。
一瞬誰だかわからなかったわ。
セーニャ
そんなに印象がちがいますか？
改めてまじまじと見られるとちょっと恥ずかしいですわ。
お姉さん
でも・・・いつかベロニカと同じ三つ編みにしたくて伸ばしていたんでしょう？
セーニャ
ええ・・・でもいいんです。
お姉さまとは私の心の中でひとつになれたのですから。
旅立つ前にやはり母に挨拶。
母
セーニャ・・・。
あなたやっぱり勇者さまについていくのね。私たちはあなたが心配です。
セーニャ
ごめんなさい・・・。
お父さまお母さまには心配をおかけしますが、果たさなければならない使命があるんです。
母
そうね。セーニャの思うようにしなさい。
あなたは昔からおっとりしているわりに一度決めたことは変えない子だったものね。
でも・・・絶対に生きて戻ってくるのよ。
皆さんを守りながら自分の身も守ってね。セーニャあなたならできるわね？
セーニャ
はい・・・もう誰ひとりとして私の前で死なせはしません。
ありがとうお母さま。
困難の中チカラをあわせて生きようとするラムダの民全てが尊い。
そして尋常ではないセーニャの決意に圧倒されます。
主人公はそんなセーニャを引き連れて、勇者の峰を目指します。
■新種のミスターポポとの遭遇
長老と仲間たちが待っている場所に到着。
ベロニカに持たせていたものが、なぜか長老の枕元に置かれていた。そんな魔法のフルートを主人公が持つとなぜか釣竿に変化。そして釣り上げたのはなんと空飛ぶ大クジラでした。ファンタジーなのでなんでもありなのですが、ほんと自由過ぎますね。
神の乗り物ケトスは鯨だったのです。
個人的にはケトスはドラゴンではないかと安易な予想をしていましたが、見事にハズレました。後半は海底からスタートということもあって、海の王様クジラが空飛ぶ乗り物に選ばれたのでしょうか。
ドラゴンだとありがちだし、クジラというのは斬新でした。DQ11はクジラで空を飛びます。乗り心地、操作性も特に不満はありません。
ファナード長老の指示で世界のどこかにあるという天空に浮かぶ島を探します。
ひと通り世界を飛び回ったあと、最初の目的地である神の民の島へ。
出てきたのは宇宙人のような風貌の神の民。鳥山カラー全開のデザインに安堵。
オイラは神の民だよ。
聖地ラムダでの出来事が、一瞬にして吹き飛ぶほど拍子抜けしました。癒し系キャラの真打ち登場です。
ちょっとおっとりしたこの神の民の生き残りが、神の民のことやかつての世界のことの語り部となります。
勇者のチカラで太陽の神殿の中の聖なる種火をアイテム化。朝寝坊してもやるべき仕事はきちんとこなす主人公。十分な睡眠をとってこそ、人間の真のチカラが発揮できるという隠されたメッセージなのかもしれません。
聖なる炎の間に生えている苗木によって明らかにされたこと
・伝説の勇者ローシュやその仲間たちの風貌
・鍛冶用のハンマーの存在
・鉱石を集めてハンマーで剣を打つ、そうやって作られたのがかつての勇者のつるぎ
闇をうちはらうチカラは勇者のつるぎという結論に達します。
カミュ
オレたちの手で作ろうぜ。
魔王のヤロウをぶっ倒すための新たな勇者のつるぎを！
これは熱い展開。勇者のつるぎを作ることが今後の旅の目的となりました。
鉱石は天空の古戦場
ハンマーはサマディー王国
剣を打っていた山はホムラの里から見える火山
これだけの情報も出ました。
天空の古戦場は特別な金属が採掘できた浮島で、かつてそれを巡って大きな戦いがあった場所とのこと。
鉱石を手に入れ、それを打つハンマーを見つけ、火山の見える場所で剣を打つ。勇者のつるぎを巡る壮大な鍛冶物語が始まりました。
ありがとうございます。有意義なことに使います。