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転職活動で何を準備するべきか?

前回の記事の「転職活動における有利な時期はあるのか?」という中で企業側の求人のニーズは通年採用化しており、特に大きく求人数が変動することは今はなくなりつつあるという内容をお伝えしました。

だとしら、転職を考える求職者は何を準備したらいいのでしょうか?
まずは求職者が転職を考えるきっかけ(タイミング)から代表的な例を見ていきます。

転職を考えるきっかけは何か?

①ボーナスを受け取ったタイミングで
転職を考えるタイミングとしてとても多いのはボーナスを受け取ったタイミングでというケースです。日本の企業はボーナス支給が「6月」と「12月」というケースが多いのでこのタイミングで活動をスタートさせる人が多いのも事実です。また、外資系の企業は1月から12月が事業年度となっており、「1月」や「7月」にボーナスが支給されるというケースもあります。

②入社して3年目がたったタイミングで
業界や会社によって当然差がありますが日本の場合、新卒で入社した会社を3年で退職する人が約3割いると言われています。<詳細は厚生労働省のデータ参照>
これは最初に配属された部署での仕事をある程度一通りできるようになったタイミングで今後のキャリアを考えた場合、他の会社でチャレンジしてみようと考える層が一定数いるためです。また、このような第二新卒の人材に対して、社会人としての一通りの教育を受けていることやまだ特定の仕事や考え方に染まっていないことなどの理由から積極的に採用を行なっている企業も多くあります。

③会社の将来性に不安を覚えたタイミングで
会社の将来性に対する不安はいろんなケースがありますが単なる業績不振などのようなケースから昨今はコロナ禍の影響を受けて先行きが見えなくなり、今後に対する漠然とした不安などの理由から転職活動をスタートするケースも増えています。今までは順調な業界や企業にいてもコロナであっという間に状況が一変してしまい、急遽あるいは止むを得ず転職活動をスタートせざるを得ない方もいます。

④上司や職場の人間関係の問題で
パワハラやセクハラなどの場合は論外として、上司や職場の同僚などとの人間関係がうまくいっていない場合や上司からの評価に納得感がないような時にもやはり転職活動をスタートするケースが多いです。仕事内容や会社ではなく人間関係に起因する転職も以前から変わらないのが実態です。

⑤結婚や子供の出産や進学など家庭や家族の環境が変化するタイミングで
結婚や子供の出産や進学などのタイミングで働き方やワークスタイルを変更したいと考え、このタイミングで転職を検討するケースもとても多いです。転居などを伴うなど転職をせざるを得ないケースもあります。

転職するきっかけは転職する理由ではない

以上見てきた例はどれも転職を考えるきっかけになるものですが大事な点は転職するきっかけは転職する理由にはならないということです。

よく面接などで転職理由を聞かれて、「会社の将来性に不安があって」とか、「結婚することになったから」という内容を応える求職者の方も多いと思いますがそれだけでは採用する企業や面接官にとってみれば、あなたを採用する理由にはならないのです。

転職活動で準備すること

つまり転職活動で準備をしなくてはいけないことは「あなたを採用するメリットは何か?」という質問に応えられる内容を準備することが大事になってくるのです。

このようなことをしっかり準備することで面接が単なる面接官の質問に応えるという受け身の場から自分の強みを活かし、やりたいことを実現できる企業かどうかという点を積極的に判断していくという対等の場になっていく筈です。
転職をした後に後悔をしないためにはこのような考え方がとても重要となります。

次回はこの点を踏まえて、具体的に何をしていけばいいかという点について触れたいと思います。

転職活動に関する相談は是非、当社までお気軽にご相談下さい。


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