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とろとろ卵のオムハヤシと雨降り

夏の雨は好きです。秋がゆっくり近づいてくるみたいです。

暑さが少し和らいできたように感じます。

今日は晩御飯にオムハヤシを食べました。ハヤシの方は、中濃ソースとケチャップをベースに作る簡単なやつでした。コウケンテツさんのレシピを見ながら作りました。卵の焼き方も指南してくださっていて、けっこうトロトロにできました。美味しかった。レシピ動画のURL、貼っておきますね(ポチッと)。

土日は2日とも雨降りでした。

天気もイマイチですし、そもそもあまり外に出られる雰囲気でもありませんから、2日とも、家でリングフィットアドベンチャーをしていました。
前よりもスクワットが楽になってきて、成長を感じました。上腕二頭筋がちょっと盛り上がってきて嬉しいです。あと、ゲームの始めに必ずやるダイナミックストレッチが、けっこう肩こりに効きます。元々継続は得意ではなくて、このゲームもやる気の出た時だけふらっとやるルールにしているのですが、このダイナミックストレッチだけでも、継続してやりたいなと思っています。

8月の灰色の空を眺めていて、なんだか鋼の錬金術師のワンシーンを思い出しました。主人公エドワード・エルリックが、雨の降る中、自分の母親の墓を掘り返すシーンです。

エドは昔、死んでしまった母親を錬金術で蘇らせようとしました。錬成は失敗し、母親は不完全な形で現れ、錬成の代償にエドは足を「持っていかれ」て、弟アルフォンス・エルリックの体も持っていかれる。

その時錬成してしまった母親は、たしか生家近くに埋められていたのですが、エドは大きくなってから、それを掘り返します。昔の失敗を思い出して、精神的に強い負荷がかかる。吐きながらも掘ることをやめず、掘り返し、そしてエドは気付くわけです。「アルは元に戻れる」。

10代の頃に読んだハガレン、大好きな漫画の一つです。等価交換の法則を克服して、エルリック兄弟が新しい法則の仮説を立てるあたり、なんだか人類学でいう「贈与」の考え方に似ているなあと思います。

最近いくつかの本を並行して読んでいます。

「すべてはノートから始まる」は倉下忠憲さんの本で、この方の本は初めて読みました。Twitterで見つけておもしろそうと思った本です。

「ツイッター哲学」は千葉雅也さんの著書で、文庫版の方を買って読んでいます。まだ一周さっと読んだだけですが、この本はおもしろいです。ツイートをまとめた本というところもそうですが、内容がすごいくおもしろいです。1ツイート分だけ、引用します。

情け容赦ない地震であらためて思うのだけど、こんなに不安定な接面の上に乗っているこの国では、「仮である」ことをなんとか乗り切り続けるという文化を研ぎ澄ますことが本質的課題なのだろう。それは、大陸的なしっかりした体系をつくる文化とは「地盤からして」違うのだ、と。
(p139  7境界について より)

あとは、「科学技術をよく考える」、伊勢谷哲治さんらの本です。大学院生のときにレポートの参考文献として読んで、おもしろかったなあと記憶していた本で、この前久々に思い出して買いました。これもよい本です。三段論法、自然主義から導く議論(そもそも人間は◯◯するのが自然だから〜というやつですね)、燻製ニシンなどなど。議論にのぞむ心構えについてもたくさん書かれています。世の中の議論を、落ち着いて接したい、丁寧にほぐしたいときにおすすめの本です。

いま日曜日の9時前なのですが、2日連続でちゃんと運動したので、もう眠いです。眠るのが難しかった昔の自分に教えてあげたいです。体を動かして疲れることは、思考の非意味的切断をアシストしてくれる。そして、諦めの善用にもなる。運動不足にならないよう、頑張ります。

(1,529文字)


(ねこやなぎ)


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