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親愛なる友へ

2006年(平成18年)6月1日木曜日 午後12時20分頃

私の心友が自ら此の世を去った日です。あれから今日で12年…

初めて会ったのは中学の時に見た夢の中だった。高校に行って実際に彼女と会った時、私はスグに気付いた〝あ、この子だ。友達になる子だ。〟と思った。彼女と出会って私の人格は変わった、正直 生き方を変えようと思った日を今でも覚えている。

とても美人で身長もあり、黒いサラサラな髪。いつもワザとヘラヘラ笑って周囲の人から必死に自分を誤魔化そうとしている子だった。「あの子バカだから、悩みなんて無さそうよね〜」と言われる様に振舞って安心している子だった。そんな中私が「どうしてそんなフリをしているの?」と聞くと急に泣き出して「なんで?どうして貴女はみんなみたいに騙されてくれないの?」と言った彼女の顔が今でも忘れられない…それから二人で川べりで日が暮れるまで語り合ったんだ。家の事とか自分が置かれている環境の話を。この日、私は人生を一所懸命生きようと決めた。誰かが悩んでいる時、ちゃんと答えられる人になりたいと思った。

月日が経ってお互い大人になって遠方に離れていても、私達はずっと友達だった。彼女は自分が犯した過去の過ちに日に日に耐えられなくなって行った…私や他の友人達も気付いていて、なるべく連絡を入れたり(今の様にスマホとかあれば良かったけど当時は無かった)泊まりに行ったりもしていた、でも、、止める事は出来なかったんだ…私は自分の無力さを思い知った。ビニール袋に入った彼女は全てが揃ってはいなかった…どうしてこんな事に

思い知った、護りたかったのに、護れなかった、何も、出来なかった…

あの日決めた私の決意も…

大切な人を亡くした時によく聞く言葉〝彼女の分まで生きて〟そんな言葉、糞食らえだ。と思った。ただ、ただただ涙が止まらなかった。棺に入れた手紙に〝来世でも絶対また逢おうね〟と書いた記憶があるし、今でも想ってる。次は絶対生涯を全うしようね。と想ってる。

あれからずっと思っている事は、いつかあの世で彼女と会った時に私はちゃんとお婆ちゃんになっていて、彼女に笑ってもらう事と私があれから歩んだ道を話して、、やっぱり笑ってもらう事。彼女の笑顔を見る事。

忘れてないよ、今でもちゃんと覚えてるから。ネットに書いたら彼女に届く…訳では無いけれど、12年という節目に彼女に送りたいと思ったんだ。今でも貴女は私のソウルメイトだよ。


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