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【企業研究】株式会社ベイカレントコンサルティング 現役コンサルが考察

※全コンテンツ無料

企業研究第一弾 今話題の「ベイカレントコンサルティング」について調べた結果を掲載します。

就職、転職活動において必要となる情報です。

掲載する上で、一般的な情報はもちろん、OBの話や独自の観点も無料としてます。

是非、就職活動にお役立ていただければと思います。

今回の調査方法は以下3点です。

✓ネット情報の収集

✓OBの話

✓在職者の話


株式会社ベイカレントコンサルティング 会社概要

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創業から22年の企業です。

元々はIT人材の派遣業者でした。

今もそのような色は濃いようです。

コンサルティングサービスを売っているただの営業会社という評価もありました。

株式会社ベイカレントコンサルティング 業績情報

■業績情報

ベイ彼売上

※単位:百万

業績は右肩上がりで有り、コロナ禍の影響もあまり無かったようです。

社員数も2000人を超えいます。

社員数が増えれば売上が上がる仕組みとなるので、今後も社員数は増えていきます。

利益率もかなり高いです。

また単価も徐々に上昇中とのこと。

現状の平均月単価は150万円から200万円になると推定できます。

※売上収益÷(社員数×12) バックオフィスも考慮

株式会社ベイカレントコンサルティング 組織情報

組織としては、大きく営業とコンサルタントに分かれた組織体系となっています。

外資コンサルなどでは営業活動はパートナークラスが行っているのが一般的ですが、ベイカレントでは営業が案件の受注を行っているそうです。

コンサルタントはワンプール制であり、業界ごとに部署が分かれていない点が特徴的です。

ワンプール制は良いところもあれば悪いところもあります。

※ワンプール制:ワンプール制とは、アナリストからパートナーまで全てのコンサルタントが同じ部門(コンサルティング本部)に所属する制度

同社はなぜワンプール制なのか?
理由は以下2点

✓専門性を高めるため
✓顧客の課題解決に役立ちやすいため


株式会社ベイカレントコンサルティング 給与・年収

気になるコンサルタントの年収は以下のようです。

●アナリスト:500~700万円(1年目~3年目)
●コンサルタント:600~800万円(3年目~)

●シニアコンサルタント:700~1100万円

●マネージャー / エキスパート:1000~1300万円

●シニアマネージャー / シニアエキスパート:1300~1700万円

●パートナー/チーフエキスパート:2000~4000万円

●エグゼクティブパートナー:2500万円~

※求人情報を見る限り「戦略コン」であれば+200万円

※年収には45時間のみなし残業が含まれる

外資コンサルティングファームにはやや劣りますが、業界全体で見たらかなり高い方だと思います。

給与については年俸を14分割した額になるようです。

ボーナスについては営業支援採用支援といったところでも加算されるようです。

株式会社ベイカレントコンサルティング 福利厚生

福利厚生は一般的なものになります。

■福利厚生
社員持株会、各種社会保険完備、資格取得補助制度、社外研修費用補助制度、保養施設、スポーツ関連施設優待、全社パーティー、健康診断・人間ドック


株式会社ベイカレントコンサルティング 評価方法

評価軸は大きく4つだそうです。

①稼働率、②個人単価、③会社貢献、④減点法

①稼働率
案件に参画した割合が評価に反映されるようです。
いつまでも案件に参画できない場合は評価も下がってしまようです。
②個人単価
案件に参画する際に設定される単価で評価されるようです。
営業が勝手に単価を決めているので、単価が安いから案件参画を断るようなことがないか心配になりますね。
③会社貢献
営業支援や採用支援も評価の軸としてあるようです。
具体的に営業支援はどれだけ案件拡大し、コンサルタントを参画させられたかで評価されるようです。
次に採用支援はリファラル採用等で優秀な方を採用させたかが評価されるようです。
④減点法
上記①~③の評点の達成度によって減点されるです。

■評価者

評価者は常駐先が同じマネジャーなど上長が行うようだ。
マネジャー以上はパートナーが評価をする。
案件自体では1人で参画することもあり、案件の内容を全く理解していない上長が評価することもあるようだ。

株式会社ベイカレントコンサルティング 教育制度

気になる教育制度ですが、まだまだ発展途上とのことです。

しかし、新卒研修については徐々に整備されているそう。

<内定者研修>
問題解決 ExcelやPowerPointの基礎 プレゼン

※インターンとして実施
<入社時研修> 
内定者研修の応用

※資料作成おすめ書籍


<プロジェクト参画後> 
OJTにて教育

※現在同社の採用ページを参照
中途入社というと特に研修は無く即案件参画だそうです。
社内研修としては「業界別研修」「サービス別研修」はあるようです。
他カウンセリング制度を設けており、人事担当がコンサルタントに対して1名付くようです。


以上がネットから収集した情報になります。

ここから先はOBの意見や評価、私猫好きコンサルの考察を記載しています。

どういった方が同社に合いそうかも記載します。

OBの意見が中心になるので若干ネガティブな要素が強めです。

ご了承ください。

入社を検討する上で知っておいた方がいいことなのは間違いないでしょう。

株式会社ベイカレントコンサルティング 転職市場について

同社の転職市場については活況です。

社員数を増やすことによって売上が上がるスキームなりますので、現在も積極募集中です。

コンサルで探していればどのエージェントも紹介します。

選考については、書類選考、WEBテスト、面接数回(1~3回)になります。

話によれば、高スキル保持者や戦略コンサル出身の方は抱え込むため1次面接で終わるようなこともあるらしいです。

最終面接では、条件面の擦り合わせが行われます。

条件は出し惜しみせず、200万、300万UPで交渉しましょう!

株式会社ベイカレントコンサルティング OBと在職者の意見

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<評価方法>

・評価はどの上長に当たるかで大きく変わる

・稼働率と単価で定量的に評価を行い、現場の活躍で評価点が付く

・単価については営業が交渉し決定するので、低い単価になっても断れない

・長期で低単価案件に参画していると何年も給与が上がらない

ー猫のコメントー
少なからずどのプロジェクトに入るかで評価は変わりそう。
ただ自分のやるべきことを定めていけば、評価としても結果が表出るのではないでしょうか。

<教育>

・新人教育は設定されているが期間は短く、基本的にはOJTで教育

・OJTにて教育になるので、実務的なことは現場で学ぶしかない

・中途採用向けの研修や教育はほとんどなく、社員が有志で行う研修があるのみ

・基本的には自分で学んでいくスタイル。(会社には期待しない方が良い)

・アサインのための専属BPがいて、面談の練習などを行う

ー猫のコメントー
教育についてはまだまだ発展途上。
研修などは新人研修から作成中のようですね。
どのプロジェクト、どのマネジャーに当たるかで成長が変わるのはどのファームも一緒です。
同社は未経験コンサルも多いと聞くので、誰の配下になるかが重要になりそうです。

<ワークライフバランス>

・どのプロジェクトの配属になるか次第で大きく変わる

・毎日定時帰りする方もいれば、毎日遅くまで残業する方もいます

・残業が多い方については増員調整やアラートがかかる。

・毎日片道2時間以上かけて通勤している方もいてかなり疲弊していた(しかし、距離が遠く疲れるなどの理由で案件を断ることはできない)

ー猫のコメントー
ワークライフバランスもどのプロジェクトに入るかによって変わるようです。
PMO案件が主流ならば残業は少なめかもしれないですね。
どのコンサルティングファームも案件次第です。

<働きがい>

・社内業務を手伝ったりすると経営参画的な要素で評価される

・成果を出せばしっかり評価され給与が上がる。(毎年100万以上上がる方もいた)

・同案件に複数名で入ることがない

・受け身だと毎回プロジェクトをこなすだけで派遣会社のような感じ

・PMO案件ばかりになるので、コンサルっぽいことがしたいとギャップがある

ー猫のコメントー
チームで作業するよりは個人でクライアントに入って作業することが多そう。
コンサルティングファームとしてクライアントに折衝するよりも、クライアントの業務支援、つまりSESとほぼ同類でしょう。

<退職を考えた理由>

・派遣業であり、コンサルティングがサービスではなかったところ

・顧客先常駐がほとんど

・会社に尊敬できる方がいない

・PMO案件が多いところ

・プロジェクトが選べない

・希望した案件に入ることができない

・社内での繋がりがない

ー猫のコメントー

アクセンチュアやBIG4などのコンサルティングファームを想像するとギャップを感じるかもしれません。
同社はワンプール制、派遣業が中心になりますので、チームでプロジェクト参画などは少ないようです。
ある専門分野でやりたいという方はワンプール制ではないファームも選ぶべきですね。

ここまでの整理

ここは猫好きコンサルの推測が中心であくまでも”可能性がある”です。

ワンプール制
同社はワンプール制となるので、様々な業界でコンサル経験が積めるでしょう。

※ワンプール制の理由
営業が案件取得をしていることで、ワンプール制を取らざる負えないことが理由です。
営業が営業活動をしている以上専門的な提案ができなく、御用聞き営業で得た案件に合ったスキル保有者を提案しているのでしょう。
営業の性質上、インダストリー分けすると特定インダストリーでは案件受注ができない可能性もあり、ワンプール性を引いているのでしょう。
✓PMO案件ばかり
ITコンサルについてはPMO案件が中心なのでしょう。

現にOBの方もPMO案件ばかりだったということです。
募集要項も見てもわかるようにPLやPM、マネジメント経験がコンサルタント職位でも求められています。

無題

人材派遣業が中心
PMO案件が多いということもあり、まだまだ人材派遣要素が強いのかもしれません。
同社HPのプロジェクト事例を見ても取引先企業の記載が1社もないことから、人材派遣業中心ということも予想できます。


✓未経験中途コンサルが多い
マネジャー層には事業会社やSier出身の未経験コンサルがたくさんいるそうです。
若手が定着しない理由としても上長のレベルが低いなどの意見がありました。

最後に入社をおすすめしたい方、入社しない方が良い方を紹介します。

こちらはあくまでも猫が調べた結果の考察です。


株式会社ベイカレントコンサルティング (中途)入社をおすすめしたい方

・PMやPMOスキルを保有した方
・ITプロジェクトの要件定義から各工程を経験した方
・年収を上げたい方

年収を上げたい方は同社をおすすめします。
PMやPMOスキルを保有して、ITプロジェクトの経験があるSEであれば年収を大きく上げられるでしょう。
・ゆくゆくは事業会社へ行きたい方

コンサルティングファーム在籍者として箔がつきます。
経営戦略室やDX部隊への転職に有利に働くでしょう。


株式会社ベイカレントコンサルティング (中途)入社しない方が良い方

・ITプロジェクトの経験が少ない又はない

同社のコンサルプロジェクトはITプロジェクトがほとんどになります。
組織・人事コンサルなどの案件は皆無でしょう。
・コンサルスキルを高めたい方

PMO案件が多いことから、コンサルスキルを得られない可能性があります。
コンサルスキルを身に付けたいなら外資コンサルの方が良いでしょう。
・専門分野で仕事がしたい

ワンプール制であり、営業が取ってきた案件に適正があればアサインという傾向があるので、希望とする専門領域にアサインされない可能性があります。
・コンサル未経験の40代

マネジャー以上として入社することになり、コンサルとして上長からの要求が高くなります。
シニアコンサルレベルで入社するのであればまだマシです(推奨はしません)

株式会社ベイカレントコンサルティング (新卒、第二新卒)入社しない方が良い方

・東大や京大など高学歴の方

同社の新卒入社レベルは外資コンサルレベルに高いです。
同社よりは外資コンサルを選んだ方がスキルと高額年収を得ることができます。
スキルの場合同社は中途未経験コンサルの比率が高く、教育の質にもばらつきがあります。(外資コンサルも中途未経験コンサルがいるが比率は低いです)
またPMO案件ばかりとなるので、横断的なコンサルスキルを身に付けられる可能性も運次第とのことです。
だったら教育制度ができている外資コンサルを選びませんかね?


最後まで読んでいただきましてありがとうございます。
5000文字を超えてしまいましたので、今回はこれで以上とします。

在籍者などで、こんなこともありますなどあれば追記しますので、コメント下さい。

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