読めるのに読めない女子大生の特性分析編 ③「読みやすさ」にかかわる要素
この記事の続きです。
前回は、小説と文献に分けて、私がどのように読みやすさや読みづらさを感じるのか、また、その原因について分析をしてみました。
今回は、小説・文献関係なく、「読むこと」一般に関して、読みづらさに影響を与えていると思う要素について述べていきたいと思います。
また、この記事に書いた内容は私個人の感覚・認識に基づくものであり、明確な医学・心理学的根拠があるものではないことをあらかじめご了承ください。
あと、今日は何となく丁寧語で書きたい気分なので丁寧語混じりで書きます。笑
〇特性分析6:小説・文献関係なく「読みづらさ」に影響する要素
「読むとき」に違和感を感じること、を分類すると、主に4つあると感じています。
①文体・語り口
まず、その著者の書きぶり、というか語り口。これはなんとも表現しにくいのだけど、小説文献、その内容を問わず、しっくりくる語り口と、なんか受け付けない語り口があるのです。
「しっくりくる」語り口はなんなのか、うまく言語化できないが、おそらく私と思考回路や思想が似ているのか、脳内言語と近い語りをしているのかもしれない(?)。
②レイアウト(文字や表の大きさや配置)
レイアウトは、読みやすさにかなり大きな影響を与えると思っています。
私の場合は、文庫や新書サイズの本なら、上下左右の余白が小さいと読みづらさを感じるし、教科書やテキストなら見開きの左右に大きめに余白をとってあるものが好きです。文字の大きさ自体はあまり気にならないけど、小さい文字で行間が詰まっていると読みづらくなります。図や表も大きめが好き。
③フォント・文字の間隔
フォントと文字の間隔は私にとってかなり重要です。
フォント自体にはあまり詳しくないのだけど、なんとなく読みやすいフォントと読みづらいフォント、読みやすい文字の間隔・行間があるみたいで、パッと見て受け付けない本とかあります(フォントとかけてるわけじゃないよ!ほんとほんと!)。
一般に、学習障害がある子が読みやすいのはメイリオ、と言われていますが、私は行間が広すぎると意味のまとまりがとりづらくなるので苦手です。好きなのは、游ゴシックLightで、記事はwordで文章書いて貼り付けて投稿するスタイルなのですが、wordでもこのフォント使ってます。
あと、私のうちにはなぜか『人間失格』が2冊あるのですが(買ってるの忘れて買ったから)。どちらも明朝体ではあるのに、集英社さん発行の方のフォントは読みやすく、新潮文庫さん発行の方はフォントがなんとなく読みづらく、先に進めませんでした。
明朝体の中でも、楷書より行書に近い、線と線のつながりが多くて波打ってるフォントがどうやら苦手みたいです。
④紙や文字の色(色づかいと色のコントラスト)
紙の色、文字の色とのコントラストは、私にとって超重要です。
白すぎる紙はまぶしくてそれだけでNGです。茶色・灰色すぎてもだめです。
コピー用紙は、薄めで手触りがさらさらしていて、白色度90%より低いものを選びます。ルーズリーフは、KOKUYOのものか、marumanの書きやすいルーズリーフシリーズが好きです。よく使うノートはできれば色が入っているものを選びます。
以下は本に関わらない部分ではありますが、
付箋や蛍光ペンは淡い色のものを選びます。付箋はポストイットの淡い色セットのもの、蛍光ペンならマイルドライナー一択です。できれば緑、青、青紫、黄色あたりのものを中心に買います。
また、シャープペンは悪くないけど筆圧が弱いから疲れるし、黒ペン赤ペンだとコントラストがきついし、油性ボールペンはなんか書き味が嫌いなのと匂いが嫌なため、書くときは暗色の水性カラーボールペンを使います。ゼブラ社のSARASAのビンテージカラーが最適なのでずっと使ってます。
〇今回のまとめ
特性分析6では、「読むこと」全般に影響を与えている要素として、以下のものがあると考えました。
・文体・語り口
・レイアウト(文字や表の大きさや配置)
・フォント・文字の間隔
・紙や文字の色(色づかいと色のコントラスト)
つまり、言葉としての表現の仕方、かたち、いろも、「読むとき」にかなり大きな影響を与えているようです。
〇次回に向けて
理解のためにノートにまとめる、等これまでやってきた対策はいろいろあるのですが、「かたち、いろ」に関して、ツールを使ってなにかできるアプローチがないだろうか。
そんな時に知ったのがリーディングルーラー!
次回からやっとやっとこの話に入ります。
次回へ続く!
発達特性(ADHD・ASD・限局性学習障害)、二次障害持ちの女子大生です。これまでの経験や自身の感覚、特性や考察、対策について言葉を紡いでいきます。