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短歌 2023年7月

化粧水の瓶の封切り日付書くそういえば今日はあの人の

オペラ座の桟敷みたいな教室ではぐれた消しゴム忘れられずに

「さえぎらない」会話のルールを踏みにじり入力していく追跡番号

(喫茶店にて)
かたわらの少女には知れぬようにして少年はペイの残高を見る

(#さよならTwitterの短歌)
青い鳥のちいさな翼で旅をした過去へ未来へ異世界までも

七年後君たちの子に会うまでに私も殻を破っておこう

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